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| ここでは陸戦における個人戦記を中心に扱った書籍を紹介しています。
| 戦車などの兵器解説は「陸上兵器」の項で、
| 第二次世界大戦全体における陸上戦の経緯等は「第二次世界大戦」の項で、
| 陸軍などの組織については「日本陸海軍」や「諸国軍隊」の項で、扱っております。
| 特に「第二次世界大戦」に入れるべきか、ここに入れるべきか迷った本も多いですね。
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｜ カテゴリー分けは、あくまで便宜的ってことか。
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| 個人の戦闘記録ってのを重視してるが、やはり例外はあるからなぁ。
| まぁ、「第二次世界大戦」の方も見てくれ。
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| 『WWII 戦車隊エース』は、第二次世界大戦における各国の戦車兵の熱い熱い戦い振りを収録。
| この本は写真が非常に多く、様々なエース達が主役の17短編が収録されています。
| ビットマン、グデーリアン、パイパー、ロンメル、モントゴメリー、パットンなどなど……
| 戦車兵ばかりでなく、指揮官クラスの人物も取り上げられているのが特色でしょうか。
| 第二次大戦の美味しいエピソードを総取りした、実にお得な一冊。
| こういう戦記で萌えてから、個々な兵器に関心が移るのが正当な軍ヲタルートかもしれませんね。
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｜ 著者の名前、どこかで聞いたことがあるな……
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| 数多くの戦車解説本でお馴染み、日本におけるこの分野の第一人者だ。
| 「陸上兵器」の項で同じ著者の本が幾つか紹介されているぞ。
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| 『タンクバトル』は、古今東西の戦車戦を数多く収録した戦記集。
| 第一次世界大戦における初の戦車戦であるヴィレル・ブレトニューの戦いが序章。
| そこから、基本的には第二次世界大戦における戦車戦が数多く収録されています。
| 視点もドイツはもちろんソ連やイギリスなど幅広く、フランス側がから見た戦車戦も収録。
| ソ連・フィンランド戦争やポーランド戦などの記事も多く、非常にお勧めの戦記集です。
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｜ ごくメジャーな戦いから、マニアックな素材まで収録しているみたいだな。
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| 写真や地図、イラストも多く、ビジュアル的にも分かり易い。
| ぜひおすすめの3冊だな。
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| 『パンツァー・フォー』は、ドイツ軍戦車部隊に属する15人の戦い振りを記した戦記集ですね。
| 連合軍将兵を恐怖のどん底にたたき落とした……という解説文はまさに的を射たもの。
| ドイツ戦車部隊のスタンダード的名著であり、これを最初に読んでおけ的な本です。
| 面白く、凄まじく、怪物級のエピソードが揃い踏み！
| 写真も多く、ドイツ軍の戦記なら最初に手に取りたい一冊でしょう。
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｜ つーかドイツ人、奮戦しすぎだろ……
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| まさに戦 闘 民 族 。
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| 『ティーガー 無敵戦車の伝説』は、ティーガー戦車部隊の活躍と壊滅にスポットを絞った戦記です。
| 切り札である重戦車ティーガーが配備された様々な部隊の戦い振りには、驚嘆を隠せません。
| 写真も多く、虎ファンは必読。各地での、虎達の戦いぶりをその目で見よ！！
| ……ってか、ドイツの軍人ってのは人間の域を踏破し過ぎ。
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｜ ありえない暴れ方してるもんな、奴等……
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| 苦境での戦い振りはハンパじゃねーぞ。
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| 『SS戦車隊』の上下巻、こっちはSSの戦車隊に焦点が当てられています。
| 武装SSの各地での戦い――ハリコフからクルスク、ノルマンディからアルデンヌ、ベルリンまでの激戦。
| それらが、それぞれ別のSS達から見た短編形式で綴られた一冊です。
| 有名な人から無名な人まで、お腹いっぱいになるまで激戦記録が読めますね。
| 写真も豊富で、まさにドイツ戦車兵の猛者達の戦い振りを追認できます。
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｜ 60個もの短編……これはすごいボリュームだな。
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| 修羅のように戦い、散っていった者達……そして、生き残った者達……
| ぜひ読んでもらいたいな。ゲルマンスキーならずともドイツ萌えになってしまうかも。
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| 『ティーガーの騎士』は、伝説のドイツ戦車乗りミヒャエル・ビットマンの戦記です。
| 戦車138両に対戦車砲132門を葬った、とんでもない軍人の生き様を見よ！
| 最も有名かつ果敢な戦車乗り、その壮烈な最期までを追った必見の一冊。
| なぜドイツ人が戦闘民族と呼ばれるか、この一冊でよく分かります。
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｜ ドイツ人ってのは、相変わらずとんでもないな。
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| でも戦争には負けるのがジャーマンクオリティ。
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| 『ラスト・オブ・カンプフグルッペ』は、ドイツ末期に戦い抜いた数々の部隊の戦史です。
| この時期は命令系統もグダグダですから、乗る艦を失った水兵による陸戦部隊なんて普通。
| ひどいのになると、その街にいた国民（民間人）を集めて戦闘部隊結成なんてのも。
| なんつーか、苦労話の総集編……写真も豊富で、非常に面白い本ですね。
| 悲惨というのともちょっと違う、微妙にユーモラスな雰囲気さえただよう一冊。
| 上で紹介した、勇ましい奮戦振りが味わえる戦記とはちょっと気色が違います。
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｜ まさに、末期的状況か……
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| この本では悲惨さを前面に押し出しておらず、まさに極貧の苦労話ってのがピッタリだな。
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| 『擲弾兵―パンツァーマイヤー戦記』は、武装SS屈指の名指揮官クルト・マイヤー自身が記した戦記です。
| ポーランド戦やノルマンディー戦を経験した著者の戦闘記録は、手に汗握りっぱなしになりますね。
| また武装SSというものが連合軍にどう見られていたかも、彼の苛烈な体験でよく分かるでしょう
| そして、戦後に武装SSに対して一方的に貼り付けられた『悪』のレッテル……
| 全ての戦争犯罪を、ヒトラーとその私兵のSSに押し付けた政治的判断……
| 武装SSとは本当に狂信的戦闘集団であったのか、それとも――SSを語る上で、必見の書です。
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｜ 戦記としても面白いけど、SS問題にも深くかかわってる本なんだな。
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| ドイツも、日本並かそれ以上にいろいろあったんだよ。
| 戦争が終われば、いつしか犯罪者となっていた自分や墓中の戦友――
| ドイツ新国家は、そしてドイツ国民は、一転して武装SSを最悪の犯罪者として差別した。
| 戦後も、クルト・マイヤーの戦いは終わらない。
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| 『鉄十字の騎士』は、騎士十字賞を獲得したドイツ軍人たちの紹介。
| 多くの軍人の簡単な戦歴やエピソードが楽しめます。
| とんでもない戦い振りやら、興味深いエピソードやらが詰まった一冊。
| これも、ドイツ好きならば目を通しておきたい本でしょう。
| 個人戦記の比重が大きいので、このコーナーで紹介させて頂きました。
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｜ 写真も充実してて、紹介人物も多いな。
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| 陸海空と、ジャンルも幅広い。
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| 『最悪の戦場に奇蹟はなかった』は、ガダルカナルやインパールでの悲惨な戦いを記した戦記です。
| 最悪の戦場に、奇蹟などなかった……そんな、タイトル通りの内容。
| なんつか、もうね……
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｜ ガダルカナル、インパール……
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| 日本軍兵士の餓死者数は異常。あれは近代戦じゃない。
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| 『サイパン戦車戦』は、サイパンにおける壮絶な激闘を記した一冊です。
| 戦車戦と言っても、欧州戦線のクルスク戦とかみたいなノリを想像してはいけません。
| とにかく悲惨で、圧倒的で、切ない戦記です……
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｜ サイパン……
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| 日本戦車に関する記述が多いのが、この戦記の独特なところだな。
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| 『玉砕の島』は、玉砕した11の島にスポットを当てた戦記です。
| もう、なんでしょうねこれ……
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｜ もはや悲惨すぎて、解説のしようもないな。
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| 太平洋戦争は、やっぱあらゆる意味で異常だよ。
| ここまで悲惨かつ無茶苦茶な展開は、戦史にもそうそう見られない。
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| 『栗林忠道 硫黄島の戦い』は、硫黄島の戦いで前例のない大善戦を演じた名将にスポットを当てたムック。
| あの狭い島で、三倍の兵力を誇るアメリカ軍を相手に、許容出来ないほどの大損害を敵に与えた――
| アメリカ側の死傷者数が日本側の死傷者数を上回った戦いは、この硫黄島が唯一です。
| その戦闘を指揮した栗林中将は、非常に高潔で先進的な軍人でもありました。
| この日本軍屈指の名将は、アメリカでも非常に高い評価を受けることになったんです。
| そんな彼の生涯と硫黄島の戦いについて、このムックは丁寧に紹介していますね。
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｜ これは、初心者向けの冊子だな。
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| 硫黄島の戦いにほとんど知識がない人は、この辺りから初めてみるといい。
| 人物や戦況など、なかなか良くまとまっている。
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| 『名をこそ惜しめ』と『散るぞ悲しき』は、硫黄島の戦いを扱った本。
| 『名をこそ惜しめ』は、この島で戦い抜いた兵士達の目から見た硫黄島。
| 『散るぞ悲しき』は、指揮官の栗林中将にスポットを当てた一冊。
| 両方とも読めば、硫黄島の戦いがどのようなものだったか良く分かります。
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｜ 切なく、辛い話ばかりだな。
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| 題名から、すでに切ない。
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| 『沖縄県民斯ク戦ヘリ』は、沖縄戦における海軍司令官、大田実中将とその家族の伝記。
| 「沖縄県民斯ク戦ヘリ、県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」――この電文はあまりに有名。
| こうして沖縄戦に散った彼は、どのような軍人だったのでしょうか？
| 中盤〜終盤の太平洋戦争モノはほとんどそうですが、とても物悲しい本です。
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｜ 有名な電文なの？
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| 沖縄戦の最終局面、大田中将が自決直前に本土に送った電報だ。
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| 『長沙作戦』、『華中作戦』、『B29基地を占領せよ』、『大陸打通』……
| 元陸軍大尉、佐々木春隆氏の記した大陸戦線での戦記です。
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｜ あまり勇ましい記述などは出てこないが……むしろ、リアルでいいな。
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| 裏話も多めで、オススメ。
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| 『Gパン主計ルソン戦記』は、金井英一郎氏の戦記。
| 『兵隊たちの陸軍史』は、伊藤桂一氏の記した日本陸軍の実情本。
| なんか……日本陸軍、あまりにひどくて笑えてきます。
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｜ これはひどい。
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| これぞ日本陸軍の伝統だ。
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