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| この項では、諸外国の軍隊組織について扱った書籍を紹介しています。
| 日本に関しては「日本陸海軍」や「自衛隊」、
| 具体的な兵器に関しては「陸上兵器」や「海上兵器」、「航空兵器」の方で紹介。
| ここはあくまで、諸国の軍隊を包括的に扱った書物を収録していますね。
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｜ やっぱり、曖昧なカテゴリー分けなんだな。
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| 軍組織、兵器、人物、戦史などをまとめて扱った本もここ。
| カテゴリー分けに悩んだ書籍は、こっちに入ってる傾向があるな。
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| 第二次世界大戦の項で紹介した欧州戦史シリーズ、うち3冊はドイツ装甲部隊についてまとめられています。
| ドイツ装甲部隊がいかに発達し、どう戦い抜いたか……その足取りが記されていますね。
| 第一次大戦でドイツ軍が初めて戦車に相対した時から、1945年の終戦までを解説。
| 丁寧な解説と豊富な写真・イラストはシリーズ通しての特徴でしょう。
| また、現代のドイツ軍についても少し触れていますね。
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｜ やっぱ、初心者に優しいのか？
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| 上級者から見れば深みに欠けるだろうが、入門書としては文句ないデキ。
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| 欧州戦史シリーズ、ドイツ陸海空軍についてそれぞれまとめられた3冊です。
| プロイセン時代から終戦までを扱った『ドイツ陸軍全史』では、ナチスとの関わりなども詳細に解説。
| 『ドイツ海軍全史』や『ドイツ空軍全史』も、第二次世界大戦期を中心にまとめられています。
| 組織や兵器、制度や社会背景などスポットを当てる部分は多岐に渡り、そしてマニアックに走りすぎない作り。
| 良い意味で広く浅く扱っており、入門書として最適の3冊となっています。
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｜ シリーズ共通の特徴だな。
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| ふんだんに収められた写真やイラストも価値が高い。
| 興味を持ち始めた人は、まずこの辺から。
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| 同じく欧州戦史シリーズ、武装SSにスポットを当てた2冊。
| このSSという異端の組織がどのように生まれ、そしてどう大戦に関わったかを網羅した二冊です。
| 陸海空軍に並ぶ第四の軍とも言われる武装SS――彼らはいったい、何者だったのか。
| 政治背景や人物、軍装など扱っている事項は極めて多岐。各師団の戦績など、記事や特集も充実。
| シリーズの例に漏れずイラストや写真も豊富、ヴィジュアル的にも損はない本です。
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｜ なんかこのシリーズ、イラストが無茶苦茶カッコよくない？
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| そりゃもう、大御所の上田信氏だから。
| 表紙見てるだけでも、脳汁が漏れそうになるぞ。
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| 『ドイツ参謀本部興亡史』は、その名の通りドイツ参謀本部の成り立ちから終焉までを扱った本。
| 19世紀から20世紀の中盤まで、ドイツにおいて極めて強い力を誇った組織……
| このドイツ参謀本部はどのように生まれたか、そして何を誤ったのかが記されています。
| 軍との対立、そしてヒトラーの台頭……政治と軍事のかかわりについても考えさせられる一冊。
| 決してドイツだけの局地的現象ではなく、軍組織というシステム全体について思いを巡らさせられます。
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｜ ドイツ参謀本部……そんなに凄かったの？
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| ドイツの軍事ばかりか、政治や経済まで支配したモンスターだ。
| しかし政治は軍事に追従するものと思い違え、道を踏み外してしまう……
| 軍事学を学ぶ上でも、ぜひ読んでおきたい本だな。
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| 『ドイツ軍名将列伝―鉄十字の将官300人の肖像』は、ドイツの軍人300人を扱った本。
| その経歴や活躍が、ざっと大まかに載せられています。
| 紙面の都合であんまり詳しくはないですが、それでも興味深い事例がいっぱい。
| ゲルマン好きーは必読の一冊といえるでしょう。
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｜ まさに、ドイツ軍人大事典だな。
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| ドイツ軍人はうろたえない。
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| 烏合の衆だったにもかかわらず、滅茶苦茶な数だけでドイツを押し潰したソ連軍――
| そう思っている人にこそ読んでもらいたい三冊。いかにイメージ先行でソ連軍が低く評価されているか分かります。
| ナポレオン戦争の時代から1945年までを仔細に解説、対日本戦などもしっかりカバーされています。
| 戦後のソ連軍に関してもページが割かれ、まさに「社会主義の軍隊」の誕生から終焉までを記した良書。
| ソ連側の視点で見た類書もあまり存在しないだけに、なかなかに新鮮ですね。
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｜ ソ連、数だけの軍隊じゃなかったんだな……
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| 数に頼ったんじゃなく、数をきっちり戦力に仕立てたんだよ。
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| 『20世紀最大の謀略 赤軍大粛清』は、スターリンの大粛清にスポットを当てた一冊です。
| スターリンの行った軍将校の大粛清は、国内ばかりか世界をも震撼させました。
| 自国の将校を死に導いたスターリンの狂気。その行動の影には、ナチスの陰謀があった――
| そんな、スターリンとヒトラーとの国際政治の駆け引きを追った本です。
| 偽装と陰謀、狂気――そこらのスパイ小説も真っ青のノンフィクション！！
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｜ 赤いナポレオン、トハチェフスキーも粛清されたんだよな。
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| 彼が、この本の主役とも言えるぞ。トハファンは必見だ。
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| 欧州戦史シリーズ、第二次世界大戦時のアメリカ軍を中心にまとめた一冊です。
| 軍創設期から第二次世界大戦までの歩みを、写真やイラストをふんだんに交えて丁寧に解説。
| また主要兵器や制度、戦闘経過などにもスポットを当てており、かなりトピックは広いです。
| なぜアメリカ軍はドイツ軍に比べて華がないにもかかわらず、あそこまで強力なのか――
| その秘訣がありありと示される、以外と類書もない優良本ですね。
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｜ アメリカ……どこか地味だよな。
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| やはりシリーズの例に漏れず、初心者向け。
| しかし、初心者は知っておきたい内容がバッチリ押さえられている。
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| 軍事・兵器論の項で集中的に取り上げられている、江畑謙介氏の記した『米軍再編』。
| これは、現代におけるアメリカ軍の組織改編について論じられた価値の高い一冊です。
| やはり氏の著作だけあって、自衛隊は、それを見守る我々はどうすべきかという巨視的な観点も語られていますね。
| これは日本には関係ない話題では決してなく、複雑な現代情勢を理解する上でも必読と言えましょう。
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｜ 米軍再編って、マスコミがよく取り上げてたよな……
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| マスコミが語ってたのは感情的な基地移転問題で、まるで米軍再編の骨子など関係ない。
| これを読むと、そういうマスコミのダメっぷりがひしひしと伝わってくるんだよな……
| 本来なら、氏が主張しているような事を伝えるのがマスコミの役割なのに。
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| 『実録・アメリカ超能力部隊』は、アメリカの超能力部隊について記した本。
| なんというか……アメリカも来るところまで来たと言うべきか。
| ベトナム戦争やその他の諸問題も絡んできて、意外に根が深かったりします。
| 笑えるけど笑えない、非常に複雑な本ですね。
| とは言っても難しい内容ではないので、軽く読める一冊でしょう。
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｜ 超能力部隊！？ 夢がひろがりんぐ！！
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| 夢が広がるというか、何というか……
| ドキュメンタリー形式で、まるで小説のように読めてしまうのも魅力だな。
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| 『イタリア軍入門1939〜1945』は、なかなかに面白い良書。
| いろいろ揶揄されるイタリア軍ですが、その実情はどうだったのか？
| そんな第二次大戦時のイタリア軍を、あらゆる角度から詳解した入門書ですね。
| 陸海空の兵器から戦歴、組織、人物、情勢、政治的背景……
| 様々な点が分かりやすくまとめられており、初心者にも分かり易い一冊です。
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｜ イタリア軍って、単なるパスタ狂いのヘタレじゃなかったのか？
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| 第二次大戦中のイタリア軍ってのは、枢軸についたり連合に降伏したり枢軸に再降伏したり、
| 南北に分かれたイタリア軍同士が戦ったり、世界でもトップクラスに奇妙な歴史を歩んでいる。
| その辺りの経過を知らない人には、ぜひ読んでもらいたいな。
| ただでさえ凄まじく揶揄され、実情がまるで伝わっていない軍隊なことだし。
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| 『フィンランド軍入門』は、冬戦争や継続戦争を中心にフィンランド軍を解説した本です。
| 兵器、戦術、組織、軍装、戦闘経過などを仔細に紹介、入門というには贅沢すぎる出来。
| マニアックなテーマながら、非常に素晴らしい一冊ですね。
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｜ またマイナーだな。
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| フィンランド軍は愛好家が多いんだぞ。
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