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| ここでは海軍における個艦戦記を中心に扱った書籍を紹介しています。
| 各種艦船解説は「海上兵器」の項で、
| 太平洋戦争全体における陸上戦の経緯等は「太平洋戦争」の項で、
| 海軍などの組織については「日本陸海軍」や「諸国軍隊」の項で扱っております。
| 「太平洋戦争」とのカテゴリー分けが曖昧ですが、ご了承のほどを。
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｜ 「太平洋戦争」の方も参照ってことか。
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| こっちには艦別の戦記を意識したが、かなり難しいんだよな……
| その艦の解説＋戦記という構成の本が多いから。
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| 『連合艦隊の最後』と『連合艦隊の栄光』は、太平洋戦争に関する定番の読み物。
| まさに定番中の定番であり、これが入門書となった人も多いことでしょう。
| 読んだことのない人は、ぜひ目を通してみてください。
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｜ ちょっと古い本なんだな。
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| だからこそ定番の書なんだ。燃えるぞ。
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| 『十二戦艦物語』は、その名のごとく太平洋戦争に参加した日本海軍十二戦艦の物語。
| まずは戦艦そのものの解説から始まり、日本海軍における戦艦の発展を追い、そして十二戦艦の登場。
| そして、これらの戦艦達の戦い振りを追っていきます――結局のところ、「金剛」型の一人勝ちですが。
| 初心者向きで非常に分かりやすく、そして切ない一冊ですね。
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｜ これ系の本は、どうしても「金剛」型のスゴさと他の戦艦のアレ振りが……
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| どこで何してたか分からんくらい役に立ってないからなぁ。
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| 『軍艦物語―太平洋海戦を彩った12隻の生涯』は、その名の通り日本の12軍艦の生涯を追った本。
| 「赤城」、「時雨」、「伊19」、「長門」、「伊41」、「隼鷹」、「早霜」、「秋月」、「伊401」、「羽黒」、「神風」、
| そして「大和」――太平洋戦争において、様々な活躍を示した艦船達の軌跡を感じて下さい。
| 悲劇的な結末に終わる話が多いというのも、なんとも切ないところです。
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｜ 個艦別の戦記集みたいなもんだな。
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| 面白いエピソードも多数収録されており、ぜひ読んでおきたい一冊だ。
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| 『悲劇の軍艦―海軍魂を発揮した八隻の戦い』は、特に悲惨な戦いを体験した8隻の生涯。
| 「伊168」、「神通」、「秋月」、「山城」、「瑞鶴」、「長波」、「羽黒」、「榛名」――その戦い振りを追います。
| 熾烈な戦闘の果てに、どんな運命を迎えるのか――切なさ爆発の戦記集ですね。
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｜ 悲劇的な結末が多いな……
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| まあ、そういうテーマの本なんだし。
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| 『潜水艦隊』は、開戦から終戦に至るまで、太平洋戦争における日本潜水艦の戦い振りを記した本。
| こうして潜水艦だけにスポットを当てると、結構ハデに暴れていたことが分かりますね。
| ドイツとの連携、敵商船・駆逐艦との戦い、大物への奇襲――そして、回天。
| お約束通り上層部のアレっぷりも拝め、見所の多い一冊です。
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｜ 潜水艦って、あんまり派手な話はないよなぁ……
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| ハデじゃないが、実に面白い。
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| 『伊58潜帰投せり』は、伊58で有名な潜水艦艦長、橋本以行氏の記した戦記です。
| 伊24にて真珠湾攻撃に参加、その後も各地で歴戦を重ね、終戦間近にアメリカ重巡洋艦を撃沈。
| この巡洋艦「インディアナポリス」はとある極秘任務の最中であり、この一件が思わぬ騒動を引き起こします。
| また他の潜水艦の活躍も収録されていて、非常にお得な一冊となっていますね。
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｜ 極秘任務って……？
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| 後に長崎に落とされる原子爆弾の部品輸送。
| それをテニアンに届け、その帰りに伊58潜によって沈められたんだ。
| そして橋本艦長は、戦後になって軍事法廷に引き出されることになる。
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| 『海上護衛戦』……これだけは、絶対に読んでもらいたい一冊。
| 日本海軍海上護衛総司令部であった著者が、輸送におけるシーレーン確保について語った著作です。
| ……というか、余りにもアレな海軍の実態に怒りが爆発して筆を走らせたってことでしょうか。
| 商船護衛に対する海軍上層部の無理解。それにも負けず、こつこつと育てた対潜哨戒飛行隊。
| それも連合艦隊に持っていかれ、ワケの分からない作戦で1日にして壊滅……
| 何度も理不尽な目に合う著者が、そして困窮していく日本が涙を誘います。
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｜ これを読んでいるかいないかで、海軍ヲタとして初級か中級かが決まるというウワサがあるな……
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| もうこの本だけは、とにかく絶対に読んでほしい。
| 初めて存在を知る方は、何よりも優先して読んでほしい。
| 名前だけを知っていた方は、ただちに手にとって読んでほしい。
| 既に読んだ方は……なぜ、ここまで勧めるか分かるはず。
| 少しでも軍事に興味がある人なら、必読の一冊だ。
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| 『欧州海戦記』は、大西洋で行われた海戦を個艦別に追った戦記集。
| 『欧州海戦記』では22隻、『欧州海戦記2』では23隻の戦記を短編形式で扱ってます。
| イギリス艦やドイツ艦、フランス艦はもちろん、タイの海防艦「トンブリ」やスペインの重巡洋艦「バレアス」……
| 45隻の艦船が繰り広げるヨーロッパでの海戦模様は独特で、太平洋戦争にはない趣があります。
| 欧州海戦は類書もあまりなく、ぜひ手にしてみるべき本と言えましょう。
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｜ あんまり、大西洋での戦闘自体が有名じゃないよな。
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| また、第一次世界大戦での海戦も多少ながら扱っている。
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| 『潜水艦戦争』は、第二次世界大戦における世界各国の潜水艦の戦い振りが記された名作。
| ドイツやイギリス、日本やアメリカはもちろん、イタリアやソ連の潜水艦についても触れていますね。
| 個々の海戦模様から潜水艦を巡る各国の事情までが解説され、かなり価値の高い一冊。
| 大西洋や地中海における海中での戦闘が書かれた和書も少ないので、非常に嬉しいです。
| 潜水艦とは地味なイメージを持たれがちですが、いかに重要なものか良く分かるでしょう。
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｜ 地味そうだが……
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| 潜水艦なんて地味……そんなふうに考えている時期が俺にもありました。
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