／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| さて、今回は陸上爆撃機「銀河」について講義しましょう。
| これは陸上爆撃機という名前がついていますが、陸上攻撃機の延長線上に存在する機体。
| 「ドイツもすなる急降下爆撃を、陸上攻撃機もしてみんとするなり」というノリの機体ですね。
| しかし言うは簡単ですが、その開発や生産には大いに手間取り――
| 前線に出て来た頃には、もはや活躍できるような戦況ではなかった悲しい機体です。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ なんか、そんなのばかりだな。
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| さらに銀河は、予定通りの性能（カタログスペック）が出なかった機体でもある。
| エンジン不調に泣かされ、性能が出せず――末期の日本軍を象徴したような機なんだ。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| 第二次世界大戦初頭――欧州戦線において、ドイツの急降下爆撃機Ju-87が大活躍。
| その活躍は日本にも伝わり、日本海軍も「陸上攻撃機に急降下爆撃をやらせてみてはどうか」と思い立ちます。
| そういうわけで海軍は空技廠に命じ、1940年末に「急降下爆撃の可能な陸上攻撃機」の試作を開発開始。
| ただし急降下爆撃というのはかなりアクロバティクで、身軽な機体にしかできない技術でした。
| それを、大型の陸上攻撃機にやらせる――それは、苦難の道だったんです。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ 空技廠って、海軍自前の航空技術研究機関だよな。
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| その通り。あくまで研究機関なので、大量生産などはできない。
| ここで完成した機体も、民間メーカーに生産を依頼することになっていた。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| 1940年末に、この新種の機体――「急降下爆撃の可能な陸上攻撃機」の開発が始まります。
| 要求速度は零戦以上、航続距離は5,550km以上、爆弾搭載量は1トン、急降下爆撃可能――
| もはや非現実的とも言える要求の実現に、空技廠は技術の粋を集めて取り組みました。
| とにかく機体の軽量化に努め、それでいて一式陸攻の反省は踏まえて防弾装備は重厚に。
| その代わりに機銃は減らして軽量化、搭乗員も限界の3人にまで削ります。
| そして採用されたエンジンは小型高馬力の『誉』、信頼性に難がある問題児でした。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ 『誉』って……多くの機体を苦しめた厄介なエンジンだったよな。
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| これを二つ搭載したということは、その不安定さも二倍！
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| そして1942年6月には、非常に洗練したスタイルの試作1号機が完成しました。
| その性能はほぼ要求値に届き、不可能かとも思われた「急降下爆撃の可能な陸上攻撃機」は現実のものに。
| 海軍は大喜びで量産を命じたのですが――この機体（後の銀河）には、大きな弱点がありました。
| あまりにもその機体設計は巧緻を極め、量産には全く適さなかったんです。
| 当然ながら生産は民間メーカーの中島航空機に任されたんですが、全く生産に向かない設計にびっくり。
| 結果的に、生産工程を簡略化するための再設計が行われるハメになったんですよ。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・陸上爆撃機「銀河」（P1Y）
日本海軍の開発した陸上爆撃機で、急降下爆撃が可能。
しかしその登場は遅く、生産性の悪さやエンジン不調なども足を引っ張った問題機。
ほとんど満足な活躍を示すことはできず、「国破れて銀河あり」と揶揄された。
写真 写真
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜━━━━━━━━━━━━━━━━
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ そりゃ無茶な性能をムリヤリ実現させようと思ったら、設計が巧緻にもなるか。
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| この再設計によって、試作型より性能は低下してしまう。
| とは言え再設計しないとまともに量産できないんだから、この再設計に罪はないな。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| こうして鳴り物入りで登場した銀河ですが、すでに手遅れといってもいいほど悲惨な戦況。
| 1944年6月のマリアナ沖海戦で、採用前の銀河は本格デビューを果たしたのですが……
| エンジンの不安定さから予想通りの性能は出せない……むしろ、それ自体が予想通りだったんですが。
| 1944年10月には陸上爆撃機「銀河」という名で制式採用されましたが、やはりその活躍は微々たるもの。
| 台湾沖航空戦でも散々で、レイテ戦以降は特攻機としても扱われ始めました。
| その信頼性の低さから、前線でも嫌われるという不遇っぷりです。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
陸上爆撃機「銀河」
・全長：15.0m ・全幅：20.0m ・全高：5.3m ・全備自重：10,500kg
・最大速度：548km/h ・航続距離：5,370km ・乗員：3名
・エンジン：中島『誉』一二型 空冷星形18気筒（1,825hp）×2
・武装：13mm機銃×1、20mm機銃×1、魚雷×1 or 爆弾800kg
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜━━━━━━━━━━
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ せっかくの（データ上は）優良機なのに……
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| 「国滅びて銀河あり」とまでパイロット達から揶揄されたんだ。
| その生産性や信頼性の悪さが、国を滅ぼすってことだな。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| この銀河が派手に活躍した唯一といってもいいケースは、1945年3月の丹作戦です。
| アメリカ海軍の拠点であったウルシー環礁を、銀河24機からなる「梓特別攻撃隊」が襲撃。
| この時の体当たり攻撃で、エセックス級空母「ランドルフ」の後部甲板に大ダメージを与えています。
| また1945年3月、九州沖で銀河1機がエセックス級空母「フランクリン」に対して急降下爆撃を敢行。
| 沈没寸前にまで追い込んだという活躍もありますが――それくらいですね。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・一一型：『誉』一二型を搭載した初期生産型
・一一甲型：一一型の後部旋回機銃を13mmに変更した簡易武装タイプ。
・仮称一一乙型：一一甲型の後部旋回機銃を13mm連装に変更したタイプで、試作のみ。
・仮称一一丙型：仮称一一乙型の機首旋回機銃を13mmに変更したタイプで、試作のみ。
・仮称一二型：エンジンを『誉』二三型に換装したタイプで、試作のみ。
・仮称一三型：エンジンを『誉』二一型に換装したタイプで、試作のみ。
・仮称一四型：エンジンを『ハ四三』一一型に換装したタイプで、試作のみ。
・仮称一五型：エンジンを『火星』二五型甲に換装したタイプで、試作のみ。
・仮称一七型：エンジンを『火星』二五型乙に換装したタイプで、試作のみ。
・仮称三三型：胴体を肥大化、副操縦席を追加した試作型。
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ やたら種類が多いと思ったら……ほとんど試作か。
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| 銀河がアメリカ空母に大ダメージを与えたケースでさえ、後に繋がるほどの戦果ではない。
| 「ランドルフ」1隻が港に居残りを食ったくらいで、アメリカ艦隊の足止めにもならなかったんだ。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| また銀河は高速かつ搭載容量も大きかったので、夜間戦闘機にも改造されています。
| 例によって斜め銃が搭載された夜間戦闘機型が極光なんですが――
| どうもその働きは大したものではなかったようで、大半は元の爆撃機型に戻されています。
| この極光とはまた別に、斜め銃を取り付けられて夜間戦闘機に改造された銀河が存在。
| 非常にややこしいんですが、こちらは第三〇二航空隊によって本土防空戦に従事していますね。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・極光：銀河に斜め銃やレーダーを搭載して夜間戦闘機に改造したもの。
・一六型：極光から元の銀河に戻したもの、幾つか武装変更型が試作されている。
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜━━━━━━━━━━━━━━━
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ なにがなんだか分からないな。
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| 銀河の夜戦型は二種類あったからか、資料が非常に混乱しているな。
| おまけに末期の混乱期なので、かなりよく分からないことになっている。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| こうして鳴り物入りで登場した銀河でしたが、戦局に貢献できぬまま終戦となりました。
| まあ末期の戦況では、どんな傑作兵器が出て来ようがどうにもなりませんでしたがね。
| 銀河の総生産数は1098機、生産性が悪い割にはかなりの数を作っていますね。
| しかし陸上攻撃機もそうですが、この種の機体は結局のところ未来はなかった――
| 高性能の爆撃機やら攻撃機が、護衛なしで暴れ回るなんて時代じゃなかったんです。
| そういうわけで、銀河の講義を終わりましょうか。
＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━∨━━━━━━━━━━━━━━━
,＿＿
iii■∧ / (・) |ヽ
━ (,, ﾟДﾟ) / ━━━━━ ∧∧━━━━ 《 //｜
| つ ∇ (ﾟДﾟ,,) /_ V/レ'
| ｜┌─┐ /⊂ ヽ /⊂ ヽ
〜| ｜｜□｜ √￣ (_＿_ﾉ〜 √￣ (_＿_ﾉ〜
∪∪ ｜ | || ━┳┛ || ━┳┛
￣￣￣￣｜ | ＝＝＝＝∧＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
／￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｜ 名前は綺麗だったのになぁ……
＼＿＿＿_ ∧
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| なお、銀河の現存機はアメリカに1機のみだ。
＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「航空兵器・日本海軍」に戻る
全講義一覧に戻る
左メニューが表示されていない方は、ここをクリック
