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|　『ギリシア史』は、山川の世界各国史から出ているギリシアの通史。
|　古代ギリシア時代からビザンツ時代、オスマン征服下から独立後の現代史までを網羅。
|　教科書的ではありますが、解説が非常に分かり易く基礎の習得に最適です。
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　　 　｜　ギリシアもけっこう激動だな……
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　　　　　　　　　|　ビザンツ時代も収録されているのが嬉しいところ。
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|　『古代ギリシア人の戦争 会戦事典800BC-200BC』は、古代ギリシアにおける戦闘を網羅した一冊。
|　……と言っても、対ペルシア戦やアレクサンドロスの遠征、ディアドコイ戦争がメイン。
|　それ以後の、ローマとの戦いまでは記載されていないことに注意。
|　それでもここまでギリシアの戦争について扱った書物は例がなく、非常に面白く読めます。
|　政治的な分析はそう多くないものの、戦争や戦闘に至る経緯については軽く紹介されています。
|　戦闘そのものの記述は非常にディープで、戦力や布陣、戦闘の展開がよく分かりますね。
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　　 　｜　それなりの知識を持っている人も納得できる一冊か。
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　　　　　　　　　|　地図や概念図が非常に多く、用語解説も充実。
　　　　　　　　　|　軍制や武器についても押さえられており、初心者にも嬉しい内容だ。
　　　　　　　　　|　また、ギリシア以前の有名な戦闘も付録として記載されている。
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|　『アレクサンドロス大王』は、かの大英雄に関して非常に面白く考察した一冊。
|　様々な資料を読み返し、定説などにもメスを入れた理論的で興味深い本ですね。
|　彼の足跡を描いた概説書ではないことに注意が必要です。
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　　 　｜　つまり……アレクサンドロス大王がどういう人物だったか、何をしたのか……
　　 　｜　そういうところを細かく追っているわけではない、ということか。
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　　　　　　　　　|　この本を読む前に、アレクサンドロスに関する入門本は読んでおきたいところだな。
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|　ビザンティン帝国に関しては、以下が参考になるでしょう。
|　『ビザンツ帝国史』は最もスタンダードな通史で、かなり固め。
|　『生き残った帝国ビザンティン』も通史ですが、筆が非常に華やかで面白いです。
|　『黄金のビザンティン帝国』は図や写真が非常に多く、豪華絢爛。
|　この3冊を読めば、あなたもローマの後継者になれますよ！！
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　　 　｜　なれねぇよ。
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　　　　　　　　　|　ビザンティンにハァハァするようになれば、ちょっとした世界史通。
　　　　　　　　　|　さあ、一歩踏み出してみないか。
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