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| 山川の『ドイツ史』と、物語シリーズの『物語ドイツの歴史』。
| 山川世界各国史は丁寧で優良な概説本ですが、教科書的でちょっと退屈かも。
| 『物語ドイツの歴史』は、あまり物語的要素はないドイツ史です。
| そもそも、ドイツという国……というか地域を新書一冊でまとめようという企画自体に無理があるようですね。
| 著者はかなり著名な方ですが、それでもやはり厳しかったのでしょう。
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| ドイツ史は、かなり複雑だもんな……
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| そもそもドイツって何?って話にもなってくるし。
| 物語シリーズとして扱うには、題材自体が不適切だった感が拭いきれない。
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| 『ドナウ・ヨーロッパ史』は、オーストリアやチェコ、ハンガリーなどの地域を扱った通史です。
| ハンガリー史などは類書もほとんどなく、非常に嬉しいですね。
| またバルカン半島の諸国に関しては、次に紹介する本で扱われています。
| 『物語チェコの歴史』は、チェコという地域を人物中心に追った通史。
| 周辺事情に翻弄され続けながらも、たくましく生き抜いていく様が涙を誘います。
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| チェコを中心に扱った本なんて、ほとんどないだろうな。
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| 山川の世界歴史大系より、『ドイツ史』です。
| 趣味の世界史クラスでは、この辺がトップクラスに詳しいでしょう。
| これよりも深く追求したいなら、もはや学術書に手を出すしかないでしょうね。
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| 難しそうだし、値段も高いな……
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| まあ、既存の概説書に満足できなくなったら手を出すレベルだ。
| これですら我慢できなくなったら、もう専門の領域だな。
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| 『ドイツ史10講』は、10のチャプターに分けて論じられたドイツの通史。
| 単なる解説にとどまることなく、優れた視点でドイツの歩みを俯瞰しています。
| そこまで難解ではありませんが、世界史の流れは把握しておいた方がいいでしょうね。
| かなり評価の高い、優れた一冊です。
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| いちおう、高校レベルの基礎知識は必要か。
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| 入門書のつもりで読むと、痛い目を見るかもしれない。
| だいたいの歴史の流れは、事前に知っておいた方がいいな。
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| 『ハーメルンの笛吹き男』は、13世紀のドイツで起きた子供の集団失踪事件を扱った本。
| 1284年6月26日、130人もの子供が失踪したという記録――
| これはおとぎ話のネタにもなり、歴史上のミステリーともなりました。
| いったい、この不気味な事件の背景には何があったのか……
| しかし事件の謎を解き明かすというよりは、むしろ社会学的な視点からの考察。
| 安易な謎解き本ではないので、そこは注意すべきでしょう。
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| 本当に不気味な事件だよな……
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| 社会的考察はちょっと難解かもしれないが、それでも良い本だ。
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| 『神聖ローマ帝国』は、このいかにも不思議な帝国千年の歴史を解説した本。
| 「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない」とまで言われた不思議な国家群。
| いったい、その正体はなんだったのか。ヨーロッパにおいて、どんな役割を果たしたのか。
| 日本人の感覚では分かりにくい、この帝国を明快に解説した一冊です。
| ほとんど予備知識がなくても問題なく読むことができ、初心者向けですね。
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| 神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない……
| じゃあ、なんなんだー!
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| ローマ再興の夢を追い続けた、本当に不思議な帝国だ……
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| 『神聖ローマ帝国1495‐1806』は、最近の学説を元に論じられた神聖ローマ帝国史。
| 従来の神聖ローマ帝国像は、まとまりに欠け、国家の体をなしていなかったというもの。
| しかしその見方は、現在ではすっかり古いものになってしまいました。
| バラバラだったからこその強みが、神聖ローマ帝国にはあったのです。
| 20世紀後半になって政治的多面性という見方が出てきたこと自体が、非常に興味深くもありますね。
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| 初心者には難しいかな?
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| 知識ゼロのまま読み始めるのは厳しいかもな。
| 高校世界史レベルの知識がなければ、上で紹介した入門書を参照。
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| 西洋史そのものを体現した存在ともいえるハプスブルク家、これを理解するには以下の本がオススメ。
| 『ハプスブルク家』は、タイトル通りハプスブルク家の通史を解説した本です。
| 非常に基礎的な解説書であるため、初歩の習得に最適と言えるでしょう。
| 『ハプスブルクの女たち』は、マリア・テレジアなどの女性にスポットを当てています。
| また、『ハプスブルク帝国衰亡史』はメッテルニヒの時代から帝国崩壊までを論じた一冊。
| 欧米でも研究テーマとして不人気、と言われるハプスブルク家ですが、こうして見ると非常に面白いです。
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| 全部、初心者の俺でも大丈夫?
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| まず、一番上の『ハプスブルク家』。これは基礎知識はばっちり。
| その後に『ハプスブルクの女たち』を読んでも全く問題ない。
| ただし『ハプスブルク帝国衰亡史』は、けっこう学術的に書かれていることに注意。
| 図説と銘打っておきながら、図はかなり少ないのも悲しいところだ。
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| 『ハプスブルクをつくった男』は、ハプスブルク家の中でも異彩を放つ建設公ルドルフ4世を扱った一冊。
| 波乱に満ちた――といった言葉では語り尽くせない破天荒な風雲児の一生。
| 滅茶苦茶なイチャモンや恐喝を連発、大帝国の基礎を築き上げた問題児――
| 日本ではかなり知名度の低いこの人物にスポットを当てた希有な本です。
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| なんか、派手な人だな……
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| 惜しむらくは、早死にしてしまったこと。
| この人物が長生きしていたら、ハプスブルク帝国は栄えたか、それとも速攻でブッ壊れたか――
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| 『ハプスブルク一千年』は、極めて軽いノリで書かれたハプスブルク家の通史。
| 非常にポップな感じで解説が進み、お下品なネタも満載です。
| まあ、取っ掛かりにはこういうのも悪くはないんじゃないでしょうか。
| なにせハプスブルク家、本家ヨーロッパの大学生でも敬遠するテーマですからね。
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| 色々と賛否の別れる本のようだな。
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| まあ、こういうのもありだと思うけど。
| ただし上級者にはお勧めできない、言うまでもないが。
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| 『図説 プロイセンの歴史』は、プロイセンという不思議な軍事国家を論じた一冊です。
| ドイツを統一した国家、強大な軍事力――そんなイメージは真実のものなのか。
| 激動のヨーロッパで新興し、そして彗星のように消滅していったプロイセン。
| これを読めば、従来のイメージが打破されるかもしれません。
| 写真や絵も多いですが、巻頭カラー以外は白黒なのが悲しいです。
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| ナチスを産んだ国家だったんじゃないの?
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| プロイセンには、ナチ的思想を育む素養があったのか――
| 奇形ともとれるような国家を独特の観点で論じた一冊だ。
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