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| 山川の世界各国史より、『イギリス史』です。
| このシリーズは総じて丁寧で分かり易い解説ですが、いささか教科書的で退屈かもしれません。
| とは言え基礎の習得には最適であり、非常に優れている定番の書物とも言えましょう。
| 島国イギリスの歩みを丁寧に追った、詳細な通史です。
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｜ ﾛｲﾔﾙﾈｲﾋﾞｰ……
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| なお、巻末にはアイルランド史も独立して記されている。
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| 山川の世界歴史大系より、『イギリス史』です。
| 趣味の世界史クラスでは、この辺がトップクラスに詳しいでしょう。
| これよりも深く追求したいなら、もはや学術書に手を出すしかないでしょうね。
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｜ 難しそうだし、値段も高いな……
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| まあ、既存の概説書に満足できなくなったら手を出すレベルだ。
| これですら我慢できなくなったら、もう専門の領域だな。
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| 『英国史』は、アンドレ・モロワの傑作。
| かなり古い本ですが、君主を中心に語られる歴史に流れは非常に分かり易いです。
| 特に昨今の歴史解説書は社会史的な見方が流行っているため、素人には分かり難いの一言。
| こういうクラシカルな解説書の方が、かえって分かり易いという結果になっていますね。
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｜ 初心者向け、かなぁ？
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| 文体は固いが、内容は非常に良くできている。
| これを入門本にしてもいいくらいだ、文体の硬さに耐えられるならな。
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| 中西輝政氏の、『大英帝国衰亡史』。
| 世界に覇を唱えた大英帝国が、なぜああも衰退したのかを明確に解き明かす一冊です。
| 人物中心にイギリスの栄衰に関わった歴史的事例を追っていき、論じていくスタンス。
| その論旨そのものに関しては色々と疑問が多いですが、むしろ人物伝として面白いです。
| 決して難解であるわけでもなく、英国史が理解できる一冊でしょう。
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｜ ﾛｲﾔﾙﾈｲﾋﾞｰも遠くなりにけり。
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| 偉大な英国人物史でもある一冊でもある。
| イギリスの歴史をちょっと詳しく知る意図でも勧められるな。
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| 『とびきり愉快なイギリス史』と『とびきり哀しいスコットランド史』は、皮肉やジョークたっぷりの解説本。
| ユーモアや皮肉が混ざりまくり非常に笑えるシリーズですが、注意点が一つ。
| あらかじめ人物名や基礎的な歴史事項を知っていないと、笑うポイントなどが分からないかも。
| 学校で習った世界史の型通りの知識に、生温かい血を通わすにはまさに最適の本。
| これで基礎知識を得るのは、ちょっとやめた方がいいかもしれませんね。
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｜ これは、肩肘張らずに読めそうだな。
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| 愉快なイギリス、悲惨なスコットランド……
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| 『物語アイルランドの歴史』は、イギリスと切っても切れない関係の小国の歴史を解説。
| ケルトの継承者、そしてイギリスによる圧迫、事実上の植民地化――
| それはすなわち、イギリスとの闘争と屈従の歴史でした。
| さらに北アイルランド問題は現代にまで根を引き、IRAというかつてのテロ組織まで存在。
| そんなアイルランドの歩みを、この本で見てみませんか？
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｜ アイルランドなんて、知名度もそう高くないよな。初心者でも読める？
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| 高校レベルのイギリス史知識は持っておいた方が、理解の助けになる。
| この本自体は一般向けだし、解説も丁寧だがな。
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| 『英国王室史話』と『スコットランド王国史話』。
| 英国の君主達が、時代を追って丁寧に解説されています。
| 多くのエピソードが紹介され、面白い記述もいっぱい。
| そう難解でもないので、気楽に読める本ですね。
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｜ けっこうライトな感じなんだな。
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| 決して学術的ではないが、解説書として非常に面白い。
| イギリス史を学びたい人は、これを最初に読んでみるのもいいんじゃないか？
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| 『イギリス王室物語』は、約1000年の歴史を持つ英国王室の人々を解説した本。
| 面白おかしく書かれており、決して学術的ではないですが、その分読み物として非常に面白いです。
| どいつもこいつも個性爆発で、凄まじいですね。変人達の生き様に燃えろ！！
| 初心者にも読みやすく、お勧めできる一冊ですね。
| 同様のスタンスで宰相にスポットを当てた『イギリス名宰相物語』も必読です。
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｜ さすがイギリス人だよな、こういうの見てると。
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| 頭のネジが良い意味で数本飛んでないと、あの国の国王は務まらんのだろう。
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| 『エリザベス1世』と『華麗なる二人の女王の闘い』は、エリザベス1世にスポットが当たった本。
| スペインとやり合い、激動の時代を生き抜いた女王陛下に萌えろ！！
| また『華麗なる二人の女王の闘い』は従姉妹のメアリーとの確執がメインです。
| 歴史を楽しむ合間に、ドロドロの愛憎劇でも味わって下さい。
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｜ メアリー・スチュアートって……タルカスとブラフォード？
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| 死因はどう見ても爆死。
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| 『東インド会社』は、イギリス東インド会社の歩み――のみに収まらず、イギリス貿易史全般を扱っています。
| 植民地事情や各種政治事情にも触れており、なかなか面白いですね。
| とは言え、基本的な世界史の知識がないとちょっと難しいかもしれません。
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｜ オランダにも東インド会社ってなかった？
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| そっちは、この本では扱ってない。
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| 『ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”』は、英国の黄金時代に生きた女王についての本。
| 彼女は外交で様々な活躍を示し、そして自国の議会と戦うこともありました。
| そんな戦う女王の誕生から死去までを追った、面白い一冊です。
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｜ 女王様……
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| この種の本は、スポットの当たっている人物ばかりか時代が見えてくる。
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| 『19世紀イギリスの日常生活』は、その名の通りヴィクトリア時代のイギリスにおける日常生活を解説。
| 『ヴィクトリア朝百貨事典』は、様々な物品の解説集といったところでしょうか。
| 写真込みで当時の情緒を味わうならば『ヴィクトリア朝百貨事典』、本格的なら『19世紀イギリスの日常生活』。
| どちらも、イギリスマニアにオススメです。
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｜ まず、『ヴィクトリア朝百貨事典』で馴染んでみるか。
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| 『19世紀イギリスの日常生活』は、かなり深い。コアなマニアにも満足だ。
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| 『チャーチル―イギリス現代史を転換させた一人の政治家』は、かのチャーチルの伝記。
| 彼の人生というよりも、むしろ彼が活躍した時代のイギリスにスポットが合わせられています。
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｜ なるほど。当時のイギリスが見えてくるな。
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| そう難しくもないので、イギリス近代史入門程度の気持ちで読むのもいい。
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| 『イギリス外交史』は、イギリス外交の歴史を追い、論じた価値の高い一冊。
| ナポレオン戦争からイラク戦争までの時期を扱い、興亡から凋落までを見渡しています。
| やはりイギリス外交というのは、華があっていいですね。
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｜ パックス・ブリタニカ！！
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| まあ当然ながら、イギリス史の基本的な流れは知っておいた方が良い。
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| 『大英帝国の外交官』は、イギリスの有名な外交官5人それぞれにスポットを当てた一冊。
| 伝記的な本でありながら、イギリスの外交姿勢に関しても論じられています。
| 読み物としても非常に面白い一冊、ぜひおすすめですね。
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｜ やっぱ難しそうだな。
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| まあ、イギリス史は事前に知っておきたいな。
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