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| この項は、世相を揺るがした重大事件を扱った本を紹介しているコーナー。
| また、UFOなど超常現象に関する本もここで紹介しています。
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｜ 俺のハートは難事件。
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| 君のハートをアブダクト。
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| 戦後事件史は、帝銀事件や下山事件、三億円事件、地下鉄サリン事件など60以上の事件を扱った一冊です。
| 雑誌形式ですのでお手軽に読め、なおかつ解説は丁寧。興味ある人の入門書として最適でしょう。
| 基礎知識を総集した本として、初心者にはとりあえずお勧めしておきたいですね。
| これで興味をもった事件を、詳しく専門書で調べてみてはいかがでしょうか。
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｜ 大事件はほとんど収録されてるんだな。
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| 深い考察は行われていないが、おおまかな経緯や経過は分かる。
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| 上で紹介した本と同じようで違うのが、『戦後事件史データファイル』。
| 100以上もの事例が紹介されていて、非常にボリュームがあります。
| また事件ばかりでなく、社会に影響を与えた出来事を網羅。
| 世相を捉えるという意味でも、良くまとまった本と言えるでしょうね。
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｜ こっちは、事件に限らない出来事辞典みたいな感じか。
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| 別に難解なわけでもなく、さらりと読めるな。
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| 『日本の黒い霧』は、有名な推理作家である松本清張氏の著作。
| 戦後間もない日本で起きた怪事件の数々を、GHQの暗部という観点からメスを入れた力作ですね。
| 論旨の飛躍や過度のGHQ悪玉論には批判も多いですが、それでも目を通して悪くない本です。
| 戦後占領期の闇やタブーについて知りたい人は、まずこれを手に取ってみるべきでしょう。
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｜ なんか難しそうだな。
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| お手軽に読める本じゃないが、当時の世相というのが良く見えるな。
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| 麻生幾氏のノンフィクション作品、『封印されていた文章』と『消されかけたファイル』。
| これは実質の上下巻で、あさま山荘やオウムロッキードなどジャンルを問わない事件が20種類集められています。
| 基本的には、事件に立ち向かった警察などの視点で記したノンフィクションですね。
| おどろおどろしい題名に反し、隠されていた事実などが提示される類の本ではありません。
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｜ ほほう、ノンフィクション小説か。
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| 読み物として純粋に面白いな。
| 資料性というと微妙だが、物語のように読めてしまう。
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| 帝銀事件に関しては、代表的な本をあげておきます。
| 基礎は、やはり松本清張の『小説帝銀事件』。
| ただし古い著作のため（読み慣れていない人には）文章が難解、謀略説に拠りすぎている、などの問題が。
| 『ドキュメント帝銀事件』なんかは非常に読みやすく、事件経過も良く分かります。
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｜ 『謎の毒薬―推究帝銀事件』は？
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| 専門的だな。入門書にするには辛い。
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| 下山事件に関しては、以下の二冊が代表的。
| 『謀殺 下山事件』は、新聞記者が書き上げた事件のドキュメント。事件のあらましを知るのに最適です。
| 『下山事件 最後の証言』は、「あの事件をやったのは祖父かもしれない……」という視点で書かれた労作。
| 不謹慎な言い方ですが、ミステリー仕立てで手に汗握ります。
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｜ 下山事件って、まだ講義でやってないよな……？
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| いずれやる予定だが、いつになるか。
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| 三億円事件といえば、やっぱりこれでしょう。一橋文哉の『三億円事件』。
| 事件のあらましと、著者（達）の独自の調査が記されています。
| とうとう犯人グループが明らかになるに至り、手に汗握る一冊ですね。
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｜ 三億円欲しい。
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| シンイチ……
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| グリコ・森永事件に関しては、この2冊を挙げておきましょう。
| 『闇に消えた怪人』は、一橋文哉氏が最重要度参考人Mに辿り着くまでの話。
| そして『グリコ・森永事件―最重要参考人M』は、そのM（宮崎学）氏と記者の大谷氏との対談本です。
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｜ 最重要参考人との対談本……？
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| これを読めば、おおまかな事件の経過も分かるぞ。
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| 和田心臓移植事件に関しては、捜査報告書を元に解き明かされた『凍れる心臓』。
| この事件をノンフィクション小説にまとめたのが、渡辺淳一氏の『白い宴』。
| 『ドナービジネス』は事件と直接の関係はありませんが、ここで紹介。
| デタラメに重い話ですが、エキセントリックに書き過ぎているという批判もありますね。
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｜ 渡辺淳一って、恋愛小説の作家じゃないの？
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| 元々は医者。この作品で作家デビューしたんだ。
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| 日航123便墜落事故に関しては、以下の二冊をお勧めします。
| 『隠された証言』は、事故のあらましや原因追及、そして事故調査委員会の隠蔽に関して記されています。
| 『墜落遺体』に関しては、遺体回収や身元確認作業にあたった人たちにスポットを当てた一冊。
| 事件や事故というものをセンセーショナルに紹介してしまいがちな私にとって、考えさせることが多いです。
| この事故に興味がない人でも、これだけは読んでもらいたい本ですね。
| 兵器・事件史講義において、必読図書の一冊としましょう。
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｜ そんなに、重要な本なの？
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| 絶対に忘れちゃいけないことが記されている。読めば分かるさ。
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| 19世紀末にイギリスを恐怖に陥れた殺人者、切り裂きジャック。
| それを扱った本が、パトリシア・コーンウェルの『切り裂きジャック』ですね。
| 人気作家であるコーンウェルが7億円にものぼる莫大な資金で事件を調査。
| 世界で一番有名な殺人鬼の正体は誰だったのか――それを考察した一冊です。
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｜ 切り裂きジャック事件って、色んな人が勝手に犯人推理を繰り広げてるよな。
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| そういうのも、書内でいろいろ検討している。
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| 『政府ファイルUFO全事件』は、極めて客観的にUFO事件とアメリカ政府の動きを分析した本です。
| 数多くの資料や文章を掲載し、その見解も極めて聡明。
| 妄信論にも懐疑論にも乗らず、ただ詳細にそこにあるデータを分析・検証しています。
| 「結論が先にある」というありがちな姿勢に陥っておらず、安心して読める一冊ですね。
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｜ 懐疑者に信じさせようとか、信望者を否定しようとか、そういうスタンスじゃないんのか。
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| ＵＦＯ事件や政府の動向を、ひたすら客観的に論述してるんだ。
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| 『人類はなぜUFOと遭遇するのか』。
| スミソニアン研究所のカーティス・ピーブルズが送る、世界最良のUFO本。
| 幾多もの事件を挙げながら、UFOとアメリカ国民との関わりを記した通史ですね。
| 上で紹介した『政府ファイルUFO全事件』と合わせれば、もう類書は不要でしょう。
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｜ なんと、そんなに良書なのか。
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| これも、一次資料を元に考察している。
| 歴史考察でも、一次資料重視は当たり前のことなんだが……その当たり前ができない人は多い。
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| 『世界はこうしてだまされた』は、懐疑論からの陰謀説批判ですね。
| 特に、「NASAがUFOの存在を隠している」というおなじみの論に徹底的な批判が加えられています。
| NASAの隠している写真に写ったと言われるUFOとやらを、次から次へと論破。
| ただ……正直な話、かなり乱暴な懐疑論が展開されてる部分も多いですね。
| まあ、本論そのものは誤っていないでしょうが……
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｜ どういう意味？
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| 「ＵＦＯは全て何らかの見間違いであるに違いない」との結論を前提に、話が進められている。
| 結果的にはそれで正解なんだろうが……あんまり好きなスタンスじゃないな、って話。
| 単なる好き嫌いの問題だし、本の内容そのものには文句なく信頼性が置ける。
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| 『古代文明の謎はどこまで解けたか』の三部作。
| これはガチガチの考古学研究書ではなく、様々なトンデモ説を打破している本です。
| ピラミッドやストーン・ヘンジ、モアイなどはもちろん、アトランティスなども扱っていますね。
| それでいながら古代建造物の解説なども参考になり、非常に有益な本です。
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｜ 遺跡あるところにトンデモ説あり、だな……
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| 他にもポールシフトやツタンカーメンの呪い、吸血鬼伝説などなど、広範囲に扱っているぞ。
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