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| ここでは、戦争に関してまとめられた本を紹介しております。
| 扱っている範囲は、古代〜第一次世界大戦まで。
| 世界史全体をカバーした通史は「世界史通史」の方で紹介。
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｜ 世界史における戦争本は、全部ここ？
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| 一地域で留まった内戦などは、各国史の方で収録している場合もある。
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| 『戦争・革命でよむ世界史 総解説』は、まさにタイトル通りの本です。
| トロイア戦争から現代まで100以上もの騒乱を、それぞれ2〜8ページほどで解説していますね。
| 時代背景や政治状況、戦闘の経過や重要人物の活躍など、基本的な要点は押さえられています。
| 世界史上、重要な戦いを収録した戦争解説書と言えるでしょう。
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｜ 世界各地で起きた戦争の解説書だな。
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| それぞれを大きなトピックとして扱い、その背景や経過を解説してる。
| この内容でこの値段は、非常にオススメだな。
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| 『世界「戦史」総覧』も、同様の古代〜現代にかけての戦乱解説書。
| こちらは500以上もの戦争や戦闘を取り上げていますが、解説はより簡略ですね。
| 場所に時代、非常に簡潔な経過が記されており、辞書的な使い方ができる一冊。
| とにかく、収録数の多さがウリです。
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｜ さっきの『世界の戦争・革命・反乱』とはどう違うの？
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| こっちは記載が辞書的で簡潔、その分だけ収録事項が多め。
| 絶版で値段が高騰してる分、下の『世界戦争辞典』の方がオススメかもな。
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| 『世界戦争辞典』は、その名のごとくマジモノの戦争辞書です。
| 人類4000年の戦争を網羅！ 収録項目約2000！ まさに、これ系の辞書の決定版。
| 各項目の解説は簡潔ながら、状況や人物、経過など重要事項はきっちりマーク。
| 一家に一冊あれば、知らない戦争がお茶の間に登場しても安心。
| デートでペルシア・リュディア戦争の話題になっても、懐に忍ばせておけば大丈夫。
| ただし辞書なので非常に分厚く、値段も張ります。
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｜ 知らない戦争が登場……！？ お茶の間に？
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| これ系の本なら一番のオススメだが……値段がなぁ。
| それでも戦史マニアならば、持っておいて損はない。
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| 『決戦の世界史』は、世界史に輝く50の戦いを解説した分厚い一冊。
| 写真や絵画、地図なども満載されており、非常に分かり易く面白い本ですね。
| ただし内容は、やや概説的かつ初心者向きであることに注意。
| 一つ一つの戦いを詳細に分析している、というわけではありません。
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｜ これは、少々高いな……
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| 世界戦史マニアの初心者向け第一歩としては、まあ最適かと。
| かなり値が張るのが難だが。
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| 『戦争の世界史 大図鑑』は、値段も分厚さもデカさもとんでもない大図鑑。
| 世界で行われてきた戦争が、古代から現代まで写真・イラストなどたっぷりで網羅されています。
| この値段でしか得られない情報があるかというと……そうでもないですね。
| 一つ一つの情報量は、そんなに多いこともありませんので。
| 内容はまさに図鑑であり、ヴィジュアル的に楽しめる一冊です。
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｜ す、すげぇ値段……
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| ゴージャスさも凄まじく、まさに世界史マニア御用達。
| とはいえ、内容がそこまでマニアックなわけでは決してないというのに注意だな。
| けっこう考えさせられる点が多い、面白い一冊なのは確かだが。
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| 「戦略戦術兵器辞典シリーズ」は、写真やイラストをふんだんに用いた解説本。
| 兵器だけでなく、過去の戦例や戦史なども扱っているお得なシリーズです。
| 技術の変遷など、数々のトピックも総合的に掲載。
| 世界史の本といっしょに見ると、イメージがかなり深まります。
| 初心者に優しく、オススメ度の非常に高いシリーズですね。
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｜ 日本や中国、ヨーロッパなど色々だな。
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| メインとなっているのは、あくまで戦術や戦略の変遷。
| ビジュアル度は非常に高いが、マニアックな深さには欠けるかもしれない。
| 初心者には最適だが、上級者は退屈かもしれないな。
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| 『世界戦史』は、世界史における古今東西の有名な戦闘を丁寧に解説した本。
| 『世界戦史』ではカイロネイア、イッソス、カンナエ、アレシア、匈奴戦、漢中戦、襄樊包囲戦について。
| 『世界戦史2』では城濮の戦い、サラミス海戦、釣魚城攻防戦、マルタ大攻囲戦、イエナ=アウエルシュタット戦、
| 奉天大会戦、タンネンベルクの戦い、ユトランド沖海戦を解説。
| 地図や解説図も充実しており、解説も非常に丁寧。非常に面白い本ですね。
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｜ ほほう。
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| 初心者向けかと思いきや、かなり深い考察がなされている。
| かといって初心者を突き放しているというわけではないので、とりあえず必見だな。
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| 『戦場の歴史』は、歴史上非常に有名な30の戦場を取り上げて紹介した本。
| その戦いにおける経過や戦闘の背景事情など、詳しく解説したドでかい一冊です。
| この種の本でお馴染みのカンネーから、ベトナム戦争のディエン・ビエン・フーまでと広範囲。
| 人物や兵装、戦術なども多く紹介され、写真やイラストも多いです。
| 戦史・戦術本として、海外では定番の一冊。せっかく和訳されているので読んでみて下さい。
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｜ 難しい？
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| 内容自体はそこまで難解ではないが、戦争の背景などは知っておいた方がいいかもな。
| 副読本として非常に最適だ。
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| 『戦争の科学』は、軍事や戦争における技術、それにまつわる戦術の発展を著述した一冊です。
| 石斧や棍棒、古代戦車、投石器、長弓、大砲、軍艦、ライフル、潜水艦、航空機、ミサイル、核――
| 古代から現代までの4千年に渡る変化が、科学技術という観点で捉えられますね。
| 戦争こそが、科学・技術の生みの親――そんな言葉がありありと実感できる一冊です。
| 初心者にも分かりやすく書かれており、かなりオススメ。
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｜ ずいぶん、スケールが大きい視点の本だな。
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| そりゃ、軍事技術と人類史との長い長い付き合いを記した一冊だからな。
| 科学者、技術者達の戦争貢献という意味でも、いろいろと読みどころがあるぞ。
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| 『戦争の世界史』はウィリアム・マクニールの記した、軍事面から見た世界史解説書。
| 極めて面白い一冊ですが、世界史の知識がなければ手も足も出ないでしょう。
| 値段もなかなかにハイパーですが、本書の価値は推して知るべし。
| 読める機会があれば、読まなければ損です。
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｜ こりゃもう、初心者お断り的な雰囲気がバリバリだな。
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| 世界史通史のところで、同じ作者の記した『世界史』を紹介している。
| これを事前に読み、それからこの本にあたるべきだろうな。
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| 『メンアットアームズ・シリーズ』は、世界に存在した様々な軍隊にスポットを当てたシリーズ。
| 解説は仔細、精緻に記されたイラストは資料としても最適、とにかく素晴らしいですね。
| 値段の割りに本が薄いですが、内容の充実度を考えると気になりません。
| 日本語では、このシリーズ以外目にすることのできないトピックも多く、オススメ度は激高。
| 興味のあるトピックならば、ぜひ手許に置いておきましょう。
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｜ 洋書の翻訳版なんだな。
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| 戦史や戦術、武装などが細かく解説された、非常に貴重な資料だな。
| これでも、海外で出版されたものの一部。全訳してほしかった……
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| 十字軍に関しては、ここらへんの本を紹介しておきましょう。
| 『十字軍―ヨーロッパとイスラム・対立の原点』は初心者向けの一冊。
| 解説も丁寧でカラーの絵も非常に多く、基礎の理解に最適でしょう。
| 『十字軍騎士団』は、騎士団側から見た十字軍事情が記されています。
| 『アラブが見た十字軍』は、題名そのまんまの内容ですが極めて良書。
| イスラム教徒から見た、十字軍の侵攻がいかなるものだったかが記されていますね。
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｜ 十字軍に関する本って、ほとんどは欧州側の視点なんだよな。
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| そんな中でも、『アラブが見た十字軍』は光っている。
| 単に珍しい視点で書かれてるだけじゃなく、内容も非常に面白い一冊だ。
| 十字軍の基礎知識がある人は、読まなければ損なほどの出来。
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| 百年戦争に関しては、以下の四冊を紹介しておきます。
| 中でも『英仏百年戦争』は大傑作。知識がなくても読めるのでオススメです。
| あのややこしい情勢を非常に明快に述べた、まさに必読ともいえる一冊。
| 百年戦争が単純にイギリスVSフランスの戦いでなかったことが、よく分かります。
| これで基礎を押さえ、類書に手を出してみてはいかがでしょうか？
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｜ あれ？ イギリスVSフランスの戦争じゃないの？
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| むしろ、フランス同士の抗争に近い……
| 詳しくは、『英仏百年戦争』を参照のこと。
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| 『戦うハプスブルク家』は、三十年戦争を描いた一冊です。
| 権力策謀、数々の英雄達の死――和書でほとんど扱われていないテーマだけに、新鮮に読めますね。
| 題名にハプスブルクと関していますが、スウェーデンなどの解説も十分。
| この戦争にほとんど知識がない人は、ぜひ読んでみて下さい。
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｜ 三十年戦争……確かに、この戦争について書かれた本はほとんどないよな。
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| 三十年戦争と、国家的枠組みの変化。そして近代の現出――
| いろいろ、見るべきところが多い戦争なんだけどな。
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| 『図説 第一次世界大戦』の上下巻です。歴史群像シリーズの例に漏れず、広く浅くのムック。
| 第一次世界大戦という日本ではマイナーな戦争を、初歩的なところから解説していますね。
| また、作戦や人物、兵器に関してもスポットを当て、地図や写真が多いのも嬉しいです。
| 予備知識のない人にとっては非常に有用ですが、上級者は満足できないでしょう。
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｜ ふむ、シリーズに通じる特徴だな。
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| 初心者は、この辺りから入るのが望ましい。
| そして、ここから深く踏み込んでいく――そんな一冊だ。
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| 『第一次世界大戦―目で見る戦史』、題名に相違して文字解説が中心の第一次世界大戦解説本です。
| しかし戦闘の推移や外交情勢などの解説が非常に良くできており、この戦争を理解する上で最適。
| 特に第一次世界大戦は扱っている和書も非常に少なく、その価値は極めて高いと言えましょう。
| 第一次世界大戦について知りたければ、最初にこれを手にしてみてはどうでしょうか。
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｜ ちょっと古い本だな。
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| それでも、質の高さは色褪せない。
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| 『八月の砲声』は、膨大な資料から第一次世界大戦を描いた本。
| たった一発の銃声が巻き起こした戦火、そして欧州大戦――
| 当時の政治家・軍人達が、何をどう判断したしたのか。
| どのように戦闘が進み、戦略が破綻し、どう戦況が展開したのか。
| 第一次世界大戦を知りたい人は、ぜひ最初に読んでほしい本ですね。
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｜ 初心者にも読める感じだな。
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| ケネディ大統領がキューバ危機の際、幕僚達に読ませた本。
| 上の人間が判断を誤れば、いかに恐ろしい事態を引き起こすかよく分かる。
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| 『第一次世界大戦』は、戦略家リデル・ハートの古典的名著。
| 日本人に馴染みの薄い大戦を詳細に解説した本ですが、ちょっと難解かも。
| 事前に『八月の砲声』などを読んで、基礎の流れを知っておくべきでしょうね。
| 2冊合わせて、物凄い分厚さになります。
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｜ しかも高いな……
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| まあ、初心者にはお勧めできない。
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