/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ここでは日本史における様々なトピックを扱った本を紹介しています。
| 全体を通しての通史に関しては、「日本史通史」を参照のこと。
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    | 様々な事件や事項を取り扱った本があるんだな。
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         | シンイチ……
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| 『日本の歴史をよみなおす』は、網野善彦氏が日本の歴史について語った一冊。
| 著者の史観を、エッセイ的にまとめた極めて優良な本です。
| 非常に読みやすく、かつ固定化した歴史イメージを崩されることうけあい。
| 語り口も優しく、学者特有の固さは全くなし。ぜひオススメしたい一冊です。
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    | 固定化した歴史イメージって……?
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         | 日本は農業中心社会だった――ってのが代表的だな。
         | では何なのか、ってのがミソ。
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| 『なぜ偉人たちは教科書から消えたのか』は、ある種の日本史トリビア的本です。
| 題名にそう深い意味はなく、過去には教科書に載っていた肖像画が使われなくなったって話ですね。
| 武田信玄や足利尊氏、源頼朝――現在では本人を描いたものではないってことが判明しているんですよ。
| そういう感じで、様々な有名人物を取り上げてトリビアを追った本です。
| マニアにとっては常識事項ばかりですが、あまり知識のない人には楽しめるんじゃないかと思いいます。
| より深い探求への足がかりとして、非常に良い本ではないでしょうか。
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    | トリビアや知られざるエピソードなどが、非常に上手くまとめられているな。
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         | 当然ながら、初心者向け。
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| 『日本史1000人』は、日本史上の100人をイラストや写真付きで解説した本。
| どちらかといえば初心者向けで、ダイジェスト的な紹介がされています。
| 肖像画などもふんだんに載っており、なかなか読んで面白い本ではないでしょうか。
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    | 解説は、そこまで細かくはないんだな。
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         | 読み物として楽しめる、そんな本だ。
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| 『古代史の基礎知識』は、最新の学説から見る古代史を総括した本。
| 新聞を賑わせた発見なども踏まえつつ、縄文時代〜平安時代について解説しております。
| 政治史はもちろん一般人の生活などにも触れており、非常に素晴らしい一冊ですね。
| 古代史に興味がある人は、ぜひとも読んでおきましょう。
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    | 初心者でもいける?
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         | 「基礎知識」と題されてるぐらいだから、大丈夫だ。
         | まあ、高校日本史程度の知識は持っておいた方がいいが。
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| 『旧石器遺跡捏造』と『神々の汚れた手』、これは世を騒がした遺跡捏造事件に触れた一冊です。
| あれだけ話題になったにもかかわらず、考古学にどれだけのショックをもたらしたのか知らない人も多いはず。
| 考古学に対する知識は浅く、講演会においては初歩的な質問にすら答えられなかった某氏――
| そんな彼が、なぜあそこまでの地位を築いてしまったのか。
| 学会やマスコミが、なぜ彼の掘り出す怪しげな品々を無批判に受け入れてしまったのか――
| 考古学史上最大の汚点の背景には、学会そのものの構造的問題点がありました。
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    | そう言われれば、具体的には何やらかしたのか良く知らないな……
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         | 本当に日本的な事件なんだよ、この一件は。
         | 捏造発覚前から、懐疑の声は存在していた。しかしその声は無視された――
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| 『邪馬台国論争』は、邪馬台国をめぐる学説をまとめた一冊。
| 邪馬台国がどこにあるのか、明治時代から学者達は論争を始めていました。
| はたして彼らは、どういう論拠で邪馬台国の位置を断じたのか。
| そして現在の学説では、邪馬台国はどうなっているのか――
| 非常に興味深い一冊ですね。
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    | 初心者でも読めるかな?
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         | 最低限の日本史の知識さえあれば、まあ問題ない。
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| 『 神々と古代史の謎を解く 古事記と日本書紀』は、神話も含めて記紀を論じた一冊。
| かなりまとまってはいるんですが、余りにもまとまりすぎて初学者には分かりにくいかもしれません。
| 美味しいところのみを集めた抽出本といった趣が強く、知識の整理には向いていますね。
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    | 初心者向きではないの?
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         | 読みやすくはあるんだが……
         | 余りにも美味しいところのみを料理しすぎてて、基礎知識がないとかえって分かりにくい。
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| 『偽りの大化改新』は、大化の改新という出来事に疑問符を投じた一冊。
| 蘇我氏暗殺の一件には、日本書紀の記述において幾つかの奇妙な点が存在します。
| それを踏まえ、本当に首謀者は中大兄皇子だったのかを論じている内容ですね。
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    | なんと!
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         | あくまで説の一つではあるけどな。
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| 『謎の豪族 蘇我氏』と『謎の天皇 継体天皇』は、それぞれ謎の豪族と天皇にスポットを当てた本。
| 蘇我氏には出自や興隆の経緯などに幾多の謎があり、その衰退もどこか腑に落ちないところがあります。
| 継体天皇は天皇家でもトップクラスの謎に満ちた人物で、この人物の出自によっては系譜が書き換わります。
| それらを多数の資料から詳細に論じた、極めて価値の高い本。
| 古代史に興味のある人は、読まなければ損です。
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    | 古代史は謎がいっぱいなんだな。
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         | この二冊は考証もしっかりしており、かなりオススメ。
         | 古代史関連は、ヤヴァイ本もいっぱいあるからな。
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| 『日本書紀はなにを隠してきたか』は、この歴史書がいかに政治的な意図で書かれたかを論じた本。
| 日本書紀という書物のあちこちに見られる矛盾や疑問点から、驚きの持論を提示していますね。
| なかなかに興味深い考証が多く、面白い一冊です。
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    | なるほど。
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         | ただしこれも一説に過ぎず、盲従は禁物だが。
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| 『日本書紀の謎を解く―述作者は誰か』は、日本書紀という書物そのものについて論じた本。
| その書物を誰が書いたのか――部分によって、それぞれ別の人物が書いたことが明らかになってきました。
| 凄まじく丹念な検証によって、それを論じた労作です。
| かなり面白いですが、初心者にはちょっと難しすぎるかもしれません。
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    | 初心者向きではないってことか。
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         | 前半はともかく、検証や分析の部分はキツいだろうな……
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| 『百人一首の秘密』と『百人一首の世界』、『絢爛たる暗号』……百人一首の謎について論じた本です。
| まずは、『絢爛たる暗号』を読んでみてはいかがでしょうか。
| 全く知識のない人でも、驚くほど読ませる内容になっています。
| 百人一首に仕組まれた謎を、ぜひ味わってみて下さい。
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    | 俺、和歌には全然興味ないんだけど……
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         | それでも、騙されたと思って読んでみるといい。
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| 『殴り合う貴族たち』は、平安貴族達のバイオレンスな面にスポットを当てた本。
| 様々な暴力的エピソードを紹介した、面白い一冊です。
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    | 優雅に戯れてた連中だと思いきや、暴れまくりだな……
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         | 貴族をなめるな、ハンパじゃないぞ。
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| 「弓矢と刀剣」は、中世の戦い振りに関する幻想を打ち砕いてしまう一冊。
| 日本の合戦でのメインウェポンは刀、日本刀は侍の魂――果たして、それは本当なのでしょうか?
| 数々のデータから、本当の合戦模様を浮上させた画期的な本。
| 白兵主義なんてのは、日本の合戦ではほとんど見られなかった――そんな事実が明かされます。
| ただ、ちょっと専門的かもしれませんが。
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    | 違うの? 日本刀って、最強の近接武器だろ?
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         | しかし源平合戦の時代には、既に刀ってのは武器として二流とみなされてた……
         | なぜそうだったのかが、仔細な資料をもって論証された本だ。
         | 少し難解かもしれないので、初心者には次の鈴木眞哉氏の著作を薦めておく。
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| 『源平合戦の虚像を剥ぐ』は、源平合戦のイメージを覆す一冊。
| 本当に源氏は精強な軍団で、平氏は貴族かぶれで弱々しかったのか?
| そもそも、平家物語に準拠した歴史観ってのはどうなのか?
| 様々な俗説に挑み、再考し直した珠玉の本です。
| 最近は中世の武士観や合戦像などにも見直しが入り、注目するばかりですね。
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    | 歴史ってのは、だんだん変わっていくんだな。
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         | この時代と江戸時代の研究はかなり変革してるんだ。
         | 我々が歴史の授業で教わったものは、もはや過去のものになりつつある。
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| 『蒙古襲来』は、元寇関連に留まらない鎌倉時代の解説書。
| もはや鎌倉時代を語るには外せないほどの名著であり、ぜひオススメ。
| ただし、日本史の基礎の流れは知っておかないと辛いかもしれません。
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    | 元寇だけじゃないんだな。
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         | 元々は、小学館が出していた通史『日本の歴史』シリーズのうちの一冊。
         | あまりに完成度が高かったため、別のタイトルで出版し直したんだ。
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| 『雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り』は、日本の中世における雑兵の扱いを論じた一冊です。
| 戦国時代の社会模様、人狩り、傭兵――はなやかな天下統一事業の影に隠れた事実。
| 目の届かない場所にスポットを当てた、極めて価値の高い名著。非常におすすめです。
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    | でも、初心者にも難しそうだな……
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         | ところが、意外とすんなりと読める。
         | 一般向きだから難解じゃないし、それでいて極めて深い。
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| 『図説・戦国武将118―決定版』と『戦国武将ものしり事典』は、戦国武将の入門書と言えましょう。
| 『図説・戦国武将118―決定版』はとにかくカラー写真が多く、家紋や花押、肖像画や軍旗、鎧など多数収録。
| 118人の簡単な生い立ちと、各種データが載っています。
| 『戦国武将ものしり事典』は、戦国武将に関する様々な事柄が記載されています。
| 主な合戦、日頃の暮らし、各武将の生い立ち、城、武勇伝、人質、名言……その他もろもろ。
| エピソードもとにかく多く、戦国時代を大雑把に理解するには最適の本と言えますね。
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    | しかも『戦国武将ものしり事典』、値段の割に分厚くてお得だな。
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         | ただし、俗説もちらほら見えるのに注意。
         | まあそれは、この本だけじゃないんだがな。
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| 『戦国合戦大全』は、合戦よりもむしろ有名な戦国大名の生涯を追った本。
| 当然ながら有名な合戦も解説されており、さながら戦国図鑑のようになっています。
| 図やイラストも多く収録されており、入門書としても最適。
| 記事も多く、非常にお得な二冊ですね。
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    | 初心者向けっぽいな。
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         | 解説も非常に詳細で、ツボを突いている。
         | 戦国時代に踏み込みたい人は、ぜひ読んでおきたいな。
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| 『クロニック戦国全史』は、1454年から1615年までの出来事を年代別に記事とした一冊。
| 膨大な記事と写真、その他……日本のどこで何が起きたのか、戦国の世が把握できますね。
| 戦国時代の好きな方は、ぜひ持っておきたい本であることに間違いありません。
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    | 例のデカくて重い、クロニックシリーズの一冊か。
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         | 『日本全史ジャパンクロニック』と『クロニック世界全史』、そして『クロニック戦国全史』……
         | 三冊全部揃えて並べれば、本棚の底板が壊れかねない。
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| 鈴木眞哉氏の記した戦国時代シリーズ。
| 大河ドラマなどのイメージで漠然と戦国時代を思い描いている方には、驚きも大きいのではないでしょうか。
| 織田信長の戦術、武田騎馬軍団の存在、本能寺の変の黒幕――幾多の俗説を木っ端微塵に。
| 戦国時代の合戦とはいかに多くの脚色が混じってきたか、よく分かる一連の著作です。
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    | なんか戦国時代の合戦って、ずいぶんイメージと違うみたいだな……
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         | 空想と現実がごっちゃの世界だ、戦国時代ってのは。
         | まあこの本も極論めいたところはあるがな。
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| 『刀狩り』は、従来の刀狩におけるイメージを一新した本ですね。
| 秀吉が行った刀狩は、本当に農民の武装解除を意図したものなのか……?
| そして、農民も鉄砲や刀を所持してはいるが使わない、という暗黙のルール。
| これはいったいどういう事なのか? ぜひ読んでほしい一冊です。
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    | 刀狩……農民から武力を奪ったんじゃなかったのか?
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         | そんなに単純な話じゃないんだよな。
         | ただこの本、結論の一部に首を傾げるところもあってなぁ……
         | うかつに政治思想絡めると、なんでもロクな事にならん。
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| 『百姓から見た戦国大名』、『貧農史観を見直す』、『身分差別社会の真実』……
| 戦国時代、江戸時代の百姓、被差別民論です。
| 過酷な労働を強いられ、虫けら同然に扱われた彼ら――本当にそうだったのでしょうか?
| 江戸時代の農民は搾取されていなければならないという、暗黙の了解が学会を支配してきました。
| それらに波紋を投げ掛ける一連の本、ぜひ読んでみましょう。
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    | 慶安の御触書とかで、ひどい目に遭わされたんじゃないの?
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         | それだって、捏造説が濃厚なぐらいだ。
         | 江戸時代の民衆は虐げられていたというかつての常識も、もはや揺らいでいる。
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| 『武士道の逆襲』に『戦場の精神史』は、武士に対する虚妄にメスを入れた本です。
| もはや実像から完全に乖離してしまった「武士道」は、実は明治に入ってからの産物だった――
| 実際の武士の価値観とはどのようなものなのか。武士は卑怯なことなどしなかったのか?
| なぜ明治になってから、そのような歪んだ「武士道」が形成されたのか?
| 読んでみると、色々とウロコが落ちてしまいます。
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    | 明治期に「武士道」が形成って……もう、武士なんて滅んでるじゃないか。
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         | だからこそさ。
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| 『日本の200年』は、外国人の手によって書かれた非常に優れた通史。
| 江戸時代から現代までが、非常に客観的な視点で描かれています。
| 下手な日本人の通史より、よっぽど素晴らしいのではないでしょうか。
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    | 外国人が書いた日本史か……
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         | 英語版を始め、さまざまな国で発売されている。
         | 日本史を知っている日本人にとっても、ウロコが溢れる本だ。
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| 「軍備拡張の近代史」は、明治〜昭和初期にかけての軍備拡張方針について否定的に述べた本です。
| 単なるお花畑な軍拡反対論ではなく、戦略的な誤りを追求していくスタンスの本であることに注意。
| 日本軍がいったいどんな戦争を勝ち抜こうとしていたのか、首を傾げてしまう一冊ですね。
| 提示されているデータも非常に膨大で、それだけでも非常にお得。
| 太平洋戦争を語る上で、ぜひ目を通しておきたい本でしょう。
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    | 否定的なんだな。
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         | 軍部の方針がいかに現実と乖離していたか、そういう話だ。
         | 国家戦略自体の過ちも追求していて、非常に読ませる本だな。
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| 『百年の遺産 日本近代外交史73話』は、人物を中心とした日本の近代外交史。
| 明治維新直後から、GHQによる占領が終了した時期までを扱っていますね。
| 外交という凄まじい荒波の中で、いかに先人達が戦い抜いたかを知る一冊です。
| 愛国万歳とがなりたてる類の本でもなく、妙な偏向もないので安心。
| 日本の外交は云々とグチる前に、ぜひ読んでみて下さい。
| 決して難解ではなく、予備知識が無い人間でも分かり易く書かれています。
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    | 日本は外交オンチだと言われるよな。
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         | 外交を知らない者ほど、そういうことを言うものさ。
         | ……まあ実際、外交下手だとは思うけど。
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| 『陸奥宗光』は、日本史に燦然と輝く名外交官の生涯を追った本です。
| この辺は歴史の授業などでも無視されるところなので、ぜひ知っておきましょう。
| 日本の外交官にロクなのはいないなどと平気で抜かす輩は、陸奥宗光を知らんらしい……
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    | 陸奥宗光……名前しか知らないや。
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         | 日清戦争の功労者にして、名外交官の筆頭。
         | なかなか読みやすい本なので、ぜひ目を通してみよう。
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| 陸奥宗光、幣原喜重郎、重光葵、石射猪太郎、来栖三郎……日本を動かした外交官達の回顧録。
| 概説書も良いですが、ここら辺もきっちり読んでおいた方が良いですね。
| 当事者達の目で捉えた歴史というものを、しっかりと確認できます。
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    | ちょっと難しそうだが……
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         | それでも、当事者の筆で読めるんだ。価値は極めて高い。
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| 岡崎久彦氏の『○○とその時代』シリーズ。
| 明治、大正、昭和初期、そして戦後――その時代を担った外交官を軸に、日本の近代を追っていきます。
| 知識のない人にも分かりやすく書かれている、オススメのシリーズですね。
| 日本人ならば、自国の誇るべき政治家・外交官のことは知っておきましょう。
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    | ふうむ、一冊一冊が分厚いな……
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         | だからこそ得るものも多い。このシリーズはチェックしておくべきだろう。
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| 学研の歴史群像シリーズは、基本的に(良い意味で)初心者向け。
| しかしこの『図説・日露戦争兵器・全戦闘集』は、なかなかに……というか変に深い一冊。
| それなりに知識がある人でも、十分に満足できる出来なのではないでしょうか。
| かといって初心者には退屈というわけでもなく、かなり広くお勧めできる有益な本です。
| 日露戦争に興味があるならば、ぜひ手に取ってほしいですね。
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    | 日露戦争か……類書は結構少ないよな。
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         | 陸海兵器、軍装、戦闘経過、地図、人物……扱う幅はかなり広い。
         | 写真やイラストも非常に多く、とにかく損はさせない一冊だ。
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| 『日露戦争史』は、この戦争に至るプロセスや国際的背景、そして戦争の影響を解説した本です。
| 外向的、政治的見地が深く論じられており、この戦争を知る上で読んでおきたい一冊と言えるでしょう。
| ただし、軍事的見地を細かく論じている本ではありません。
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    | あくまで、巨視的に論じた本なんだな。
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         | 細かい戦闘の推移が知りたければ、また別の本を。
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| 『坂の上の雲では分からない』の二冊は、日露戦争に関しての本ですね。
| 多角的な視点で日露戦争における戦闘を捉え、兵器や戦術について解説しています。
| タイトルだけを見ると、司馬遼太郎氏の『坂の上の雲』に対する批判本のようですが……
| 実際のところ、日露戦争に関する戦術・背景・兵器・人物解説が主で、批判部分は少ないです。
| むしろ、日露戦争の解説書・入門書として読める優れた二冊ですね。
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    | 入門書として読めるの?
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         | 当時の海戦や要塞戦がよく分かる、非常に有益な本だ。
         | 単なる司馬遼太郎氏への批判本と解釈するには余りにも惜しいな。
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| 『図説 2.26事件』と『図説 日中戦争』は、写真をふんだんに掲載した解説書。
| つぶさに論じているわけではありませんが、入門書としては最適の情報量でしょう。
| どちらも有名なトピックでありながら、詳細には知らない人が多いのではないでしょうか。
| 時代背景や前後事情、詳細な経過など、押さえるところはしっかり押さえてあります。
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    | 確かに、ほとんど知らないな……
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         | 日本史の授業では、この辺は習わせないようになってるしな。
         | まったく、大した反省振りだ。
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| 『満州事変から日中戦争へ』、『日中戦争』……日中戦争に関しての良書ですね。
| 色々と駄本の多いジャンルですが、この辺が基本でしょうか。
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    | 日中戦争関連なんて、駄本は徹底的に駄本だからなぁ……
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         | 注意が必要だ。
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| 『昭和史』は、その名の通り昭和の日本史を解説した本です。
| 渋い装丁に反し、その内容は非常に丁寧で分かり易いもの。
| それこそ講義のような語り口で、入門書には最適と言えるでしょう。
| この時代の日本史は歴史で習うことも皆無、触れない人には全く触れない領域。
| 全く知識がない人は、これを入門書にしてみてはどうでしょうか。
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    | そんなに分かり易いの?
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         | とにかく難解にならないように書かれているからな。
         | 昭和史の入門書としては最高峰だろう。
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| 『東条英機と天皇の時代』は、稀代の悪党とされている東条英機についての一冊。
| 東条英機とは何者だったのか。彼こそが、日本を戦争に導いた独裁者だったのか――
| 何かと評価の分かれる人物の伝記、ぜひ読んでみましょう。
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    | 独裁者!!
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         | 少しでもあの時代を知ってる人なら、独裁者なんて出ようもないことくらい自明なんだけどな。
         | 本当にあの時期に独裁者がいたら、対米戦争なんて起きてない。
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| 『悪魔的作戦参謀 辻政信』は、先の大戦における問題児、陸軍参謀辻政信の生涯を扱った一冊。
| 「作戦の神様」と呼ばれ、無謀な作戦を遂行。日本陸軍という組織を体現したような人物。
| 幾多の戦時残虐行為に関わり、政治的策謀も数知れず。独断専行はもはや当然。
| 戦争終結と同時に忽然と姿をくらまし、戦犯指定から解除された後に堂々と帰国。
| なんと議員として当選するも、東南アジアの視察中に失踪――現在に至るまで行方不明。
| この奇想天外な人物の生涯を追った、非常に面白い本です。
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    | なんかメチャクチャだな……
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         | 単なる馬鹿……じゃ済まされないところに、この人物の怖さがある。
         | まさに悪魔的だ。
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| 『言論統制』とは、戦時中に言論統制を行った最も悪名高い軍人、鈴木庫三の生涯を書いた一冊です。
| 軍の圧力によって封殺されたメディア、というのが現在の認識。
| 果たして、それはどうであったのか……本当に言論を封殺していたのは何者だったのか。
| エリート意識に凝り固まり、嬉々として体制側に付いたマスコミ、そして戦後は一転して――
| まあ見方は様々の本ですが、現代のマスコミを語る上でも読む価値はあるでしょう。
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    | 複雑でナーバスな問題なんだな。
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         | 言論統制に関して、軍は加害者、メディアは被害者とされてきた。
         | しかし、そんな単純な図式だったかどうかは――読んでみれ。
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| 『ノモンハンの夏』、『ソ連が満州に侵攻した夏』、『日本のいちばん長い日』――
| 半藤一利氏の名作です。
| 『ノモンハンの夏』はノモンハン事件を、『ソ連が満州に侵攻した夏』は、ソ連による戦争末期の侵攻を。
| そして『日本のいちばん長い日』は、1945年8月15日という運命の日を追った労作。
| どれも超一級のノンフィクション作品として非常に有名であり、オススメです。
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    | 『日本のいちばん長い日』って、映画化もされなかった?
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         | 玉音放送のレコードを巡った反乱計画だな。
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| 『東京裁判』は、児島襄氏が記した東京裁判のドキュメント。
| 氏の著作だけあり、圧倒的な筆力で読ませてくれます。
| この本は質も非常に高く、入門書としては最適なのではないでしょうか。
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    | 東京裁判に関しての本も、玉石混淆だなぁ。
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         | 玉石混淆って、便利な言葉だよな。
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| 『昭和天皇独白録』、『昭和天皇語録』、『陛下の御質問』……昭和天皇に関わる本です。
| 『昭和天皇独白録』はご自身が記した回顧録のようなもの。
| 『昭和天皇語録』はその名の通り語録であり、昭和天皇の人となりが分かります。
| 『陛下の御質問』は、昭和天皇を巡るエピソード集といったところでしょうか。
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    | 陛下……
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         | 色々と考えさせられる本だな。
         | イデオロギー的なことはなるべく考えず、ぜひ読んでもらいたい。
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| 『「昭和」を振り回した6人の男たち』は、タイトル通りの6人の伝記が紹介されています。
| 石原莞爾、松岡洋右、東条英機、阿南惟幾、マッカーサー、吉田茂――
| 彼らがいかに昭和に関わり、そしてどう動かしたのか。
| 彼らの動きを通じて、戦前〜戦後の歴史が見えてきます。
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    | 人物から見る昭和の動乱……か。
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         | 非常に丁寧に分かり易く書かれているため、初心者にも最適。
         | 六人の筆で、この個性的な人々が描かれている。
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| 『昭和史七つの謎』は、保坂正康氏の画期的な著作。
| 題名だけ見るとよくある本のようですが、やはり著者が信頼のおける方だけあって内容もしっかりしています。
| 扱っている謎はほとんどが太平洋戦争やGHQ、東京裁判絡み。
| その論考は非常に深く、色々と考えさせられるところがありますね。
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    | 初心者でも読めそうだな。
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         | センセーショナルに書き立てられた内容ではなく、むしろじっくり考察している。
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| 『昭和史の一級史料を読む』は、保阪正康氏と広瀬順晧氏の対談本。
| その名の通り昭和史の史料などについて語られており、非常に興味深い話が多々出て来ます。
| こういう本も、面白いんじゃないでしょうか。
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    | 対談本……ちょっと異色だな。
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         | なかなか、あまり見ない視点で見ることが出来る。
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| 『日米戦争と戦後日本』と『占領期』は同じ作者の作品、どちらも終戦後の経過を論じています。
| かなり多彩なエピソードが書かれ、意外な事実も多いのではないでしょうか。
| GHQの占領政策、そして占領される側の日本が織り成す妙、ぜひ読んでみて下さい。
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    | ちょっと難しそうだな。
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         | 大体の経過は、事前に頭に入れておいた方がいいかもな。
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| 『戦後日本の宰相たち』は、戦後日本の首相達について解説した一冊です。
| 敗戦直後に成立した東久邇稔彦内閣から、竹下登内閣までを各章ごとに分けてカバー。
| その功罪や評価が論じられていて、非常に面白い内容となっています。
| 現代においては時代が近すぎて、まだまだ評価の定まっていない歴代総理達。
| そんな彼らの現職中の行動を、ここで追ってみてはどうでしょう。
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    | これは、そう難解な本でもなさそうだな。
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         | まあ安易に読めるほどでもないが、決して小難しくはないな。
         | 細かい分析などはないが、概説書として最適。
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| 『歴代首相物語』は、伊藤博文から小泉純一郎まで56人の首相達にスポットを当てた本。
| その在任期間の政策や、人となりを察することができるエピソードなどが収録されています。
| やはり詳細に分析した書物ではありませんが、それぞれの個性や評価をざっと眺めるには最適でしょう。
| 類書はかなり多いですが、その中で最もおすすめできる一冊です。
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    | 56人を扱ったんじゃ、一人一人に細かくスポットを当てられないだろうな。
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         | それでも、執筆したのはそうそうたるメンバー達。
         | 56人それぞれ章立て、非常に面白く各人が描写されている。
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| 『歴代首相の経済政策全データ』は、歴代首相の政策を記した一冊。
| 看板に偽りありの傾向が強く、経済よりもむしろ政治・外交に重点が置かれている感じですね。
| 東久邇稔彦内閣から小泉純一郎内閣までを扱っており、各政権の政策がよく分かります。
| 戦後の日本政治を理解するための本として、ぜひおすすめしますね。
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    | あれ? 政治や外交の本なの?
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         | 経済に限らず、政治政策全般を扱っている感じだな。
         | 昭和から現在を知るには、なかなか優れたテキストだ。
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| 『総理の座』は、何十年もの間政界と関わり続けた政治記者が記した一冊。
| 橋本、羽田、村山、細川、宮沢――まあなんか、ちょっと切ない政治談話ですね。
| 裏話やエピソードも多く、面白い一冊です。
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    | なんか、ため息出るなぁ。
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         | がんばれ。
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| 『戦後日本外交史』は、戦後の日本の外交について知りたい方には必読の一冊。
| あの敗戦後、日本は何を思って、何を軸に外交に取り組んできたのか――
| 「外交を知らない者ほど、日本の外交をけなす」という標語に当て嵌まりたくない方は、ぜひ読んでみては?
| なお、扱っているのは小泉政権の時代までですね。とにかく深い分析が光る、珠玉の一冊です。
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    | これは、ちょっと難しそうだな。
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         | まあ、いきなり手に取るには少し難解すぎるかもしれないな。
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| 『日本近現代史シリーズ』は、少々ながら硬いですが……
| 近現代史を学ぶ上で、なかなかためになるシリーズでしょうね。
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    | 確かに硬そうだ……
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         | だが、それがいい。
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| 『日本文学史序説』は、日本における文学史を非常に詳しく論じた名著。
| 古事記から戦後文学まで、日本文化・文明論ともいえる論旨が展開された珠玉の本ですね。
| ただ内容はちょっと高度であり、予備知識はある程度あった方がいいかもしれません。
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    | 文学入門本とは、全く違うんだな。
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         | そういう内容ではないのに注意。
         | むしろ、文化論に近い論旨の展開がなされている。
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| 『日本文化史研究』は、東洋史の巨人である内藤湖南の著作。
| 現在に至るまで色褪せない文化論、ぜひ読んでおきましょう。
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    | 古典的名著か。
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         | 日本文化とは何なのか、素晴らしい考察が展開されている。
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