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| ここでは日本史を通じて論じているシリーズ、およびそれに準ずる本について紹介しています。
| 個々の日本史トピックに関しては、「日本史トピック」を参照のこと。
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｜ 日本の歴史シリーズはともかく、それに準ずる本って？
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| 年表や辞典などだな。
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| 『3日で分かる日本史』は、その名の通り非常に分かり易くまとまった歴史入門書。
| だからと言って安易なものではなく、新しい学説も多く取り入れられている良書です。
| 豆知識等も多く、お得な一冊ですが――まあ、それでも上級者向けでは決してないですね。
| 学校で学んだ歴史をすっかり忘れてしまった人は、ぜひどうぞ。
| なお、姉妹書として『3日で分かる世界史』というのも存在します。
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｜ これは、書名からも分かるとおり初心者用だな。
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| この名前で専門的だったら、サギだろ。
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| 『図解 日本史』は、ビジュアル度抜群の歴史解説本。
| 100のトピックに分け、重要な事柄を解説するという構成が非常に良くできています。
| 例えば全く歴史の知識がないけれど、ゲームなどで興味を持ったという方。
| そういう方が手にするのには、まさに最適の本でしょう。
| この種の通史入門本の中では、最もオススメできる書物です。
| なお、姉妹書として『図解 世界史』も存在していますね。
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｜ 随分とイチオシの、初心者向け通史本だな。
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| 上級者にはあまりオススメできない……まあ、分かるよな。
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| 『詳説日本史研究』は、歴史教科書で名高い山川出版社が出している、教科書の副読本――
| ――の割には、かなり分厚く中身も濃い目ですね。
| 決して受験向きではありませんが、趣味として読む分にはなかなかのデキではないでしょうか。
| やはり元が教科書なため、内容が堅実というか無味乾燥で面白みに欠けるところもあるでしょうが。
| 手元に置いておけば、ちょっとした語句の確認で役に立つこともあるでしょう。
| なお姉妹書として、『詳説世界史研究』と言うのも存在します。
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｜ 受験の役には立たないの？
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| そりゃ勿論。
| 受験歴史の対策に、歴史本をいっぱい読めって言ってる人がいるが……大間違い。
| 受験対策に絞るのなら、そんなもん絶対に読むな。逆効果だ。
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| 『日本全史 ジャパン・クロニック』は、趣味の日本史本としての決定版。
| 辞書よりもデカい本に、まるで新聞記事のように歴史上の出来事がビッシリと綴られています。
| 年号別に分けられているので見やすく、図や写真も満載で非常に優れた出来。
| ページ数もデカさも凄まじい、まさに日本史マニア御用達のシロモノです。
| これで満足できない人は、もはや史学家の域に足を踏み入れているのでしょう。
| なお、姉妹書として『クロニック世界全史』というのも存在しますね。
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｜ こんなの本棚に入れたら、底板潰れない？
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| 定価は1万を超えているが、古本で安く売っているな。
| 記述は新聞記事風で読み物としても面白く、非常に価値の高い本だ。
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| 『日本史年表』は、非常に分かり易くコンパクトな年表。
| 傍らに置いておけば、様々な場面で役に立ちます……私はね。
| また同年に世界で起きたことも小さく列記されており、比較も可能。
| 値段と質の両面で、最もお勧めできる年表でしょう。
| なお姉妹本として、『世界史年表』も存在しています。
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｜ これ、純粋な年表だよな？ 読み物じゃないよな？
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| とても便利だが、これ自体を読んで楽しむようなものではない……普通はな。
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| 旺文社の『日本史図鑑』。
| 調べたい内容が驚くべき簡潔さで載っており、非常にコンパクト。
| かなり優れた辞典であり、傍に置いておくと色々と役に立ちます。
| なお姉妹書として、『世界史図鑑』も存在しますね。
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｜ 用語集なの？
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| 辞典だけど、とにかく綺麗にまとまっている。
| ちょっとした調べ物には最適だ。
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| 『岩波日本史辞典』は、1800ページにも及ぶ日本史の大事典です。
| 収録事項・人名は1万9000項目、調べ物には困りませんね。
| さらに、凄まじいまでに付録が充実しているのも特色の一つ。
| 年号対照表から歴代天皇、摂政、関白、将軍諸職に歴代内閣――
| 語り尽くせないほど派手な付録に多大な項目数、日本史マニアは持っておくべき一冊です。
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｜ 凄いボリュームだな。
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| さらなるマニアには、国史大辞典というのもあるが……
| 全巻揃えるだけで25万円を超えるというシロモノ。
| 流石に素人は、そうそう手が出せないだろう。
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| 日本史を通史として読むならば、最適なのは講談社『日本の歴史』。
| 0巻から25巻までの全26巻、最新の学説をふんだんに取り入れた有益なシリーズです。
| 日本史に関しては、このシリーズが最も優れているのではないでしょうか。
| ただ1巻の『縄文の生活誌』には例の旧石器遺跡捏造事件が絡み、注意が必要ですね。
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｜ 日本史か……俺らの習ったのと、最新の学説は色々違うらしいな。
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| 歴史ってのは絶えず変化するもんだ。
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| かつて一世を風靡した中公の『日本の歴史』が、文庫版として新装されました。
| 今となっては古い記述なども多いですが、やはりオススメ度は高いです。
| これを機に、ぜひ目を通してみては？
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｜ 元はかなり昔の本なんだな。
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| 日本史や世界史の通史本に関しては、いずれ詳細に解説したい。
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| 『小学館 日本の歴史』は、現在刊行中の通史解説書シリーズ。
| 2007年12月現在、第一巻のみが発売されています。
| 認知考古学という見地から語るというスタンスは、これまでの古代史と全く違う視点を提供。
| 古代人の「心」というのをテーマに、彼らの遺物がなぜ造られたのかを解き明かしていますね。
| これ、非常に面白く感じる人と、とにかく退屈な人で好みが分かれると思いますが……
| なんとも斬新な切り口から始まったこのシリーズ、なかなかに期待大です。
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｜ 確かに、こんなスタイルの古代史本は珍しい。
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| もう、考古学的見地だけでは古代史は語れない時代なんだなぁ。
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