/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| さて、今回はアメリカ戦闘機のF-15「イーグル」について講義しましょう。
| 無類の強さとたまらなくスタイリッシュな外見を併せ持ち、アメリカのみならず世界中で大人気。
| 全世界で好きな軍用機のアンケートを取ったら、F-14Su-27、そしてF-15のトップ3は揺るがないと思います。
| そんなF-15は、ソ連と競い合う中で産まれたようなもの。
| 超音速爆撃機XB-70、超音速迎撃機MiG-25、戦闘機F-15、戦闘機Su-27は流れが繋がっています。
| アメリカとソ連が張り合いながら、連鎖的に発展していったんですね。
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              アメリカ:決して落とされない超音速爆撃機を→XB-70開発
                                ↓
 / ̄ ̄ ̄ ̄\ ソ連:XB-70を初めとしたアメリカ超音速機を落とせる戦闘機を→MiG-25開発
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|________| アメリカ:MiG-25を初めとしたロシア戦闘機に勝てる戦闘機を→F-15開発
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|||。 iii■∧  ゚ | ソ連:F-15を初めとしたアメリカ戦闘機に勝てる戦闘機を→Su-27開発
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    | つーか、なんで培養中……
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         | MiG-25の講義で撃墜されたからだろ。
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| では、F-15「イーグル」が開発されることとなった背景から見ていきましょう。
| XB-70MiG-25が生まれた60年代、世界ではミサイル万能主義というのが主流でした。
| ミサイルの射程距離は機関砲より遥かに長く、これからの戦闘は超遠距離戦のみになる……
| つまり、従来のような近接してのドッグファイトは行われなくなるという考え方です。
| 目に見えないほどの距離の敵を攻撃できるほど長射程なら、接近戦は起こりえませんからね。
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_.|000OOO000|_. ・ミサイル万能主義
|________|  60年代に世界各国空軍で流行した考え方。
||| ,__  。 |  これにより戦闘機から機関砲が廃され、機動性は全く重視されなくなった。
|||。 iii■∧  ゚ |  そして、戦闘機は単なるミサイルキャリアー(ミサイル運び屋)と化す。
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    | 確かに、もっともな話にも聞こえるな。
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         | 核爆撃機の脅威が大きくなりすぎて、迎撃がひたすらに重視されていったという背景も大きい。
         | この時期の戦闘機はとにかく迎撃任務第一で、格闘戦能力は軽視されていったんだ。
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| ところが……そのミサイル万能主義がもろくも崩れ去ったのは、ベトナム戦争。
| 当時のミサイルは命中率が低く、全部ブッ放してもかすりもしない事も多かったんです。
| そしてミサイルを撃ちつくした後に格闘戦に持ち込まれれば――
| 機関砲も無い、機動性も低い戦闘機ではシャレにならない事になりました。
| 特に最先端の(誤った)理論に従って戦闘機を開発していたアメリカは痛い目を見ます。
| こうして、ミサイル万能主義に基づいて作られた戦闘機にも問題が多発したんですよ。
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    | 結局、机上の空論に過ぎなかったってことか?
    \____              ∧
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         | しかしミサイル技術が抜本的に進歩した湾岸戦争の時代になると、
         | ようやくミサイル万能思想の頃の理論が実現してきた感がある。
         | 結局のところ、思想が技術よりも先行しすぎていたんだな。
         | それでも現在、戦闘機から機関砲を外そうなんて声などないが。
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| それに加えて、1967年に行われた航空ショーでマッハ3クラスのソ連戦闘機が登場。
| この超音速戦闘機MiG-25の存在は西側に強烈な衝撃を与え、アメリカも深いショックを受けます。
| 格闘戦軽視の反省から始まったアメリカ新型戦闘機の開発を、MiG-25の脅威が後押し。
| あらゆる空で、あらゆる状況で、あらゆる相手を一掃する……そんな戦闘機の開発が進んでいきます。
| その開発理念は、最強の戦闘機を完成させることのみ。その為には、いかなる妥協も許しませんでした。
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           ・MiG-25「フォックスバット」
 / ̄ ̄ ̄ ̄\  XB-70などの超音速機にに対抗して生まれた超高速戦闘機。
_.|000OOO000|_.  マッハ2.8というとてつもない速度性能と高度性能を備え、西側に深い脅威を与えた。
|________|  しかし爆撃機の迎撃に特化しているため、戦闘機同士の格闘性能は低い。
||| ,__  。 |  偵察機型も存在し、戦闘機型と合わせて各国に輸出されている。
|||。 iii■∧  ゚ |  また、ベレンコ中尉亡命事件において日本国内に持ち込まれたことでも有名。
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    | 確か当時のアメリカや西側諸国は、MiG-25を万能戦闘機と思い込んでいたんだな。
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         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | 実際のところ、アメリカだってXB-70などでマッハ3級の軍用機を開発経験がある。
         | その経験を踏まえると、マッハ3級なんていう戦闘機なんて機動性最悪と理解していたはずだ。
         | つまりアメリカはMiG-25が迎撃専門であったことを察知していたということになり……
         | F-15の予算を獲得するため、MiG-25の脅威を過剰に宣伝していた、ってフシもある。
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| そして原型機が完成したのは1972年。20世紀最強の制空戦闘機F-15「イーグル」の誕生でした。
| 従来の常識を超えたエンジンに、機体の大きさからは想像も出来ないほどの機動性。
| 上昇力は宇宙ロケット以上、当時最高レベルの強力な電子装備。格闘戦・ミサイル戦闘ともに怪物クラス。
| 付いた名前はアメリカの象徴でもある鷲(イーグル)、この栄誉ある名前を冠することが許されたんです。
| もう、あらゆる能力が最高クラスの万能戦闘機、それがF-15なんですが……
| その結果として、致命的な弱点を生んでしまう事に。
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              ・F-15「イーグル」
               制空、迎撃、あらゆる任務に対応した高性能の大型戦闘機。
               アメリカの主力戦闘機として30年の間無敵を誇り、後継機F-22が登場した現在も現役。
 / ̄ ̄ ̄ ̄\  1979年のデビュー戦以来、115機を撃墜して自機の損害はないという脅威の成績を誇る。
_.|000OOO000|_.  その空戦性能は同世代の戦闘機を凌駕し、20世紀最高レベルの戦闘機という評価も名高い。
|________|  しかし価格が非常に高く、購入できる国も限られてしまう。
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    | まるで、「ぼくのかんがえたさいきょうせんとうき」……!
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         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | それに近いスタンスで開発されたんだから仕方がない。
         | 「どんな相手にも勝てる戦闘機」……それすなわち最強なり!!
         | なお、写真の一部は後述するストライクイーグルな。
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 性能も化け物レベルなんですが、値段も化け物レベルになってしまったんですよ。
| この30年間で可変しているので参考に過ぎない数字ですが、1機で約3000万ドル。
| 「空飛ぶロールスロイス」とアダ名が付けられるほどで、余りの高価さに輸入した国はごく僅か。
| 20世紀の間だと、アメリカ、日本、イスラエル、サウジアラビアの四カ国のみがF-15を所持していました。
| 輸出されたF-15については、後で詳しく見ていきますね。
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            F-15C「イーグル」
            ・全長:19.43m  ・全幅:13.05m  ・全高:5.63m  ・自重:12,973kg  ・全備重量:30,845kg
 / ̄ ̄ ̄ ̄\  ・最大速度:マッハ2.5  ・航続距離:4,635km  ・上昇限度:18,900m  ・乗員:1名
_.|000OOO000|_.  ・エンジン:F100-PW-220×2
|________|  ・武装:20mm機関砲M61A1「バルカン」×1(固定)
||| ,__  。 |       AIM-7「スパロー」×4 もしくは AIM-120「アムラーム」×4など(胴体下)
|||。 iii■∧  ゚ |       AIM-9「サイドワインダー」×4 もしくは AIM-120「アムラーム」×4など(主翼下)
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    | コストが高すぎたのか……
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         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | 工業製品は、たくさん造れば造るほど単価が下がる……
         | この法則に従えば、他国で売れないというのは悪循環だ。
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| F-15に搭載されている二基のエンジンは、F100というF-15専用に開発されたブツ。
| 機動性(旋回性)を重視する以上、広大な主翼が必要となります。
| それによるデメリットの空気抵抗を打ち消すために、ハイパワーのエンジンは必要不可欠でした。
| 機体と並行して開発されたF100は、一基で10,810kgの推力を誇るバケモノのようなエンジン。
| 宇宙ロケットに匹敵するようなパワーに加え、整備も非常に簡単という安心設計。
| しかも二基が備わっているので、一つが潰されても安心という生存性の高さも魅力です。
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    | なんと。
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         | F-15は理論上、ロケットのように垂直上昇することも可能になっている。
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| F-15の最高速度はマッハ2.5。MiG-25のマッハ3に劣るじゃないか、とお思いかもしれません。
| しかし現実には、超音速での格闘戦などは全く起こりませんでした。
| これも、アメリカがベトナム戦争で痛感した戦訓の一つでもありますね。
| 鳴り物入りで投入したアメリカ超音速戦闘機でしたが、超音速バトルなんて全く起きなかったんです。
| そんな役立たない最高速度よりも、純粋な戦闘能力を追求したということですね。
| 必要な運動性と加速性能は、十分すぎるほどに満たしているんです。
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    | なんと! 意外にも速度性能と戦闘能力は無関係なのか!
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         | 結局、戦闘機同士が戦う時の速度はマッハ0.8あたり。
         | それ以上になると中の人がついていけず、まともな戦いにならない。
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| 搭載されているレーダー、AN/APG-63もかなりの長射程を誇る優れもの。
| それと連動する火器管制もかなりの部分が自動化され、パイロットに負担は掛けません。
| 従来なら二人必要な操作を、F-15の電子機器は一人でできるようにしているんですよ。
| また、このF-15は余裕を持った設計がされています。よって拡張性が高く、近代化改修が非常に用意。
| 30年近くの使用に耐え、まだまだ現役を張っていられる所以でもありますね。
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    | 電子機器も超一級品なのか。
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         | ここら辺は、ソ連がぶっちぎりで敵わなかった分野だな。
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| そのミサイル搭載量も非常に多く、主翼下には四発のAIM-9「サイドワインダー」が搭載可能。
| 短距離専用ですが、赤外線……つまり敵航空機のエンジンから出る熱を追尾するミサイルですね。
| さらに胴体下部には、四発のAIM-7「スパロー」が搭載できます。
| これはセミアクティブレーダーホーミング、つまりレーダーで敵を追う中距離ミサイル。
| またAIM-120「アムラーム」登場後は、スパローの代わりにこちらがメインになりました。
| さらにかつての反省を踏まえ、バルカンを備えることも忘れません。
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    | 搭載武装も文句なしだな。
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         | またF-15の火器管制装置には、対地攻撃システムも組み込まれていた。
         | 攻撃機としての任務すら、頑張ればこなせたんだよ。
         | これは、後に解説するF-15Eが登場する前の話な。
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| 機体そのものも頑丈かつ安定していて、非常に生存性も高いです。
| それを証明する一例として、こんな事故も起きました。
| 1983年、訓練中だったイスラエルのF-15がA-4と空中接触。片翼がモゲてしまいます。
| パイロットは「機体を捨てて脱出せよ」という教官の命令を無視し、片翼のままで基地まで帰還。
| このパイロットは教官の命令を無視した為に降格。そして、乗機を守ったということで昇格しました。
| 他にも、イスラエルのF-15が片翼にミサイルが突き立ったまま帰ってきたというケースもあります。
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    | 片翼だけで飛んだのか……
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         | 後にも触れるが、この生存性の高さが撃墜誤認の原因となっているという声も。
         | 相手はF-15を落としたと勘違いしたが、実はそのF-15は落とされていなかった……ってな。
         | 現実に、普通なら落ちてるダメージを受けながら戻ってきたF-15の例がいくつかある。
         | これらを、相手は勝手に撃墜したものとカウントしたんじゃないか……ってことだ。
         \______________________________________


/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| こんな風に、F-15は当時最先端の技術をふんだんに詰め込んだ豪華な戦闘機。
| 一点の妥協もなく、最強になるべく造り上げられた機体なんです。
| なおF-15は基本的に一人乗りの単座ですが、訓練用などの機体として二人乗りのF-15Bも存在。
| またF-15Aのエンジンは少々燃費が悪いので、燃料タンクを増加するという改良が施されました。
| そんなF-15Cが登場したのは1978年、F-15が出始めてすぐのバージョンアップですね。
| そして現在、ほとんどのF-15がこのタイプです。
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              ・F-15A:初期の量産型。
              ・F-15B:F-15Aの複座型。
              ・F-15C:燃料タンクを追加した航続距離増強型で、1978年から生産開始。
              ・F-15D:F-15Cの複座型。
 / ̄ ̄ ̄ ̄\ ・F-15J:日本への輸出型で、F-15Cをベースに若干の改造が施されている。
_.|000OOO000|_. ・F-15DJ:F-15Dの日本輸出型。
|________| ・F-15E:戦闘攻撃機タイプで、詳細は後述。
||| ,__  。 | ・F-15「ストリーク・イーグル」:記録挑戦用の機体だが、不要な装備を外した以外は無改造。
|||。 iii■∧  ゚ | ・F-15 ASAT:衛星攻撃ミサイルを搭載したタイプだが、計画倒れに。
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    | 意外に、派生型は少ないんだな。
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         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | なお板書していないが、エンジンや電子機器などのグレードアップも行われている。
         \__________________________________


/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| なおF-15には、記録更新用のストリーク・イーグルという機体が存在します。
| ストリーク・イーグルとは、先行試作されたF-15原型機の軽量化バージョン。
| 単に不要な装備を外し、裸(ストリーク)にしただけなんですが。
| この機体がYe-266MiG-25)の打ち立てた上昇記録に挑み、1975年に塗り替えたんですよ。
| これに奮起したソ連は、エンジン改造型のYe-266Mで挑戦を開始。
| 高度25,000mと30,000mの記録を再奪取するということになります。
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              ・高度3,000m:従来記録34.52秒(F-4) → 新記録27.57秒
              ・高度6,000m:従来記録48.787秒(F-4) → 新記録39.33秒
              ・高度9,000m:従来記録61.629秒(F-4) → 新記録48.86秒
 / ̄ ̄ ̄ ̄\ ・高度12,000m:従来記録77.156秒(F-4) → 新記録59.38秒
_.|000OOO000|_. ・高度15,000m:従来記録114.50秒(F-4) → 新記録77.02秒
|________| ・高度20,000m:従来記録169.80秒(Ye-266) → 新記録122.94秒
||| ,__  。 | ・高度25,000m:従来記録192.60秒(Ye-266) → 新記録161.02秒
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    | 両国の意地を掛けて、レコード挑戦に張り合ってたんだな。
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         | なお、高度20,000mの記録は、現在もストリーク・イーグルが保持。
         | あと後述するF-15E「ストライクイーグル」と名前が似ているが、全くの無関係だ。
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| さて、そんなF-15の国内配備が始まったのが1974年。
| 同時期にアメリカは、F-15の輸出国を探し回ることになります。
| 工業の原則として、いっぱい生産すればするほど単価は下がりますので。
| しかし前述の通りF-15は高価で、なおかつ最新鋭機なのでよほどの友好国にしか渡したくありません。
| 最初はイランに打診、イランは同時期に存在したF-14と比較して悩み……
| 結局のところ、フェニックスミサイルの存在によりF-14が採用。F-15の売り込みは失敗します。
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    | イラン……? アメリカと仲が悪いんじゃないのか?
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         | この頃のイランは王政で、アメリカと非常に仲が良かった。
         | またソ連の偵察機に悩まされ、最新の戦闘機を必要としていたんだ。
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| しかし1975年にはイスラエル空軍が、1976年には日本の航空自衛隊がF-15の採用を決定。
| イスラエルは緊迫する国情から配備を急ぎ、F-15AF-15Bを合計25機取得します。
| この最新鋭戦闘機をもって、第133飛行隊を編制したんですよ。
| さらにイスラエルは追加購入を続け、強化型のF-15C/Dも次々と購入。
| 結果的に、全タイプ合わせて71機をアメリカから購入しています。
| 空自のF-15Jもそうなのですが、一部の電子機器はブラックボックスで輸出されませんでした。
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 / ̄ ̄ ̄ ̄\
_.|000OOO000|_. ・F-15A/B「バズ」:F-15A/Bのイスラエル名。F-15Aが38機、F-15Bが6機。
|________| ・F-15C/D「アケフ」:F-15C/Dのイスラエル名。F-15Cが16機、F-15Dが11機。
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    | そういったヒミツの電子機器は、自国で製造するしかないんだな。
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         | なお「バズ」も「アケフ」も、ヘブライ語で「鷲」の意味だ。
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| そして1979年6月27日、レバノンにおいてシリアのMiG-21を4機撃墜。鮮烈なデビュー戦を飾ります。
| 同年の9月24日には、5機のMiG-21を叩き落とすという快挙を達成。
| 後のレバノン戦争でもF-15は大活躍し、合計45機のシリア機を撃墜しています。
| この際にシリア側は「F-15を3機ほど落とした」と主張しているんですが、イスラエル側は否定。
| 被弾したF-15が帰ってきたというケースが幾つかあり、それを撃墜誤認したのではないかとされています。
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    | 西側と東側で、撃墜したかどうかの証言が食い違っているんだな。
    | まあ戦史マニアなら了解している通り、そんなの古今東西いつものこと。
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         | なお1981年2月13日には、F-15MiG-25を落としている。
         | 最大の仮想敵だった相手に対し、見事に勝利を飾ったんだ。
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| 以後もアメリカやイスラエルのF-15が中東紛争や湾岸戦争で活躍を続け、凄まじい戦績を残しました。
| 登場以来115機の敵機を葬り、空戦で撃墜された数はゼロという恐ろしい成績。
| ここまで化け物じみた戦闘機は、ライト兄弟が動力飛行を達成して以来類を見ません。
| 「F-15イーグルが1機撃墜される間に、MiG-21を950機撃墜する事が可能」と冗談で言われてるほど。
| カタログ上の強さではなく、運用システムに組み込まれた形として、F-15は比類なき強さを実証したんです。
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    | 115機を撃墜…!? え〜い、アメリカの戦闘機はバケモノかッ!!
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         | シリアは数機を撃墜したと主張しているが、信憑性は怪しい。
         | また、地対空ミサイルなど地上からの攻撃では、3機が撃墜されているな。
         | 模擬戦で負けたケースもないではないが、実戦とは全く違う。
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| また航空自衛隊は、F-15Cに改造を施したF-15Jを1978年から合計165機調達。
| その複座バージョンであるF-15DJも、合計48機を調達しています。
| F-4EJから主力の座を引き継ぎ、航空自衛隊の戦力は一気に増強。
| それから30年の間に10機を事故で失いましたが、現在も203機を保持しています。
| これは現在でも、アメリカの次に多い保有数ですね。
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              ・F-15J
               日本がライセンス生産した航空自衛隊用のF-15で、2008年現在は203機を保有している。
 / ̄ ̄ ̄ ̄\  性能はほぼF-15Cに準ずるが、電子妨害装置など一部機器は完全国産。
_.|000OOO000|_.  また、従来のF-15Cに備わっていた対地攻撃能力が削られている。
|________|  AIM-120「アムラーム」の代わりに、国産ミサイルであるAAM-4の搭載も可能にすべく改修中。
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    | 国産ミサイルのAAM-4って何? アムラームとやらより凄いの?
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         | 制式名称は99式空対空誘導弾、日本製の最新型中距離空対空ミサイルだ。
         | アメリカのAIM-120「アムラーム」とほぼ同じ性能を持ち、上回る点もある。
         | アムラーム開発中、この最新ミサイルを日本にも売ってもらえるかどうか分からなかったんだよ。
         | だから、国産で同等以上のミサイルを開発しようとしたんだ。
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| そして日本のF-15Jは、ライセンス生産というスタイルを取っています。
| 簡単に言えば、設計・製造を日本側が担当し、ライセンス料を払うという方式ですね。
| これだと、日本側の技術者も相応の技術習得が可能になります。
| ただしライセンス料は莫大であり、直接完成品を輸入するよりも高くなりがち。
| F-15Jの場合、1機あたりの調達費用は120億円と言われていますね。
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    | 完成品を諾々と輸入するより、少しでも自国生産にこだわった方が良いと判断したんだな。
    | 単純なコストでは高く付いても、技術習得の面を重視したわけか。
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         | またF-15の場合、アメリカがライセンス生産を認めなかった部品が幾つかある。
         | これらのブラックボックスに相当する部品は、日本が自己流に開発・製造するしかない。
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| なお……世界で唯一、航空機による攻撃でF-15を撃ち落したという事例が存在します。
| この一件に関わったのが、ここまで紹介してきたF-15J――つまり、航空自衛隊での出来事。
| 1995年11月22日午前8時38分、小松基地付近の海上でそれは起きました。
| 303飛行隊所属F-15Jイーグルが、訓練中に仲間のF-15Jに向かって対空ミサイルを発射。
| それは見事に命中し、撃墜。パイロットは脱出に成功し、幸いにも死者は出ませんでした。
| その原因は……安全装置を巡るうっかりミスという事です。
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    | それが、F-15が唯一航空機から撃墜されたっていう記録なわけか……
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         | 犠牲者が出ないで幸いだった。
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| そんなこんなで30年、F-15は長らく無敵の座にありました。
| しかし開発年代を見ても分かる通り、ステルス性は全く考慮されていません。
| あれから新世代の戦闘機も続々と現れた現在は、超一流の座から一流の座へと転落。
| それでもなお、F-15は各国で長く運用されることは間違いないでしょう。
| 現在でも、非常に強力な戦闘機であることに間違いないのですから。
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    | 転落した現在でも、一流の座なんだな……
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         | 当然ながら、F-15は30年近くもそのままだったわけではない。
         | 電子機器を中心に、ちょくちょく近代化改修がなされているぞ。
         | それは、自衛隊のF-15Jも例外ではない。
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| ではアメリカはどうなのかというと……2003年に、後継機のF-22「ラプター」を配備開始しています。
| F-15と100戦以上の模擬戦を行い、未だ無敗の最新鋭戦闘機。
| これは世界最強クラスといって間違いない性能なんですが、悲惨なほどに価格が上昇。
| アメリカですら満足に数が揃えられず、あんまり配備が進まないという有様です。
| F-22はF-15の座を譲り受け、21世紀前半に君臨すると思われていましたが……
| まだまだ、F-15はアメリカ空軍でも頑張り続けることになりそうですね。
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_.|000OOO000|_. ・F-22「ラプター」
|________|  米空軍の次期主力戦闘攻撃機。2005年に配備が開始され、2008年現在も調達中。
||| ,__  。 |  ステルス性は極めて高く、その戦闘能力は比類ないが、価格があまりにも高騰。
|||。 iii■∧  ゚ |  アメリカですら満足に数が揃えられないという事態になっている。
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    | 現在でも、事実上のアメリカ主力戦闘機はF-15なんだな。
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         | いい加減、初期のF-15は金属疲労による老朽化が激しい。
         | 当然ながら危なっかしくて使えず、該当する180機は早急で退役予定。
         | その穴埋めをどうするのか、アメリカ空軍は混迷気味だ。
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| さて、このF-15「イーグル」には別機とも言えるほどの改造が施された攻撃機タイプがあります。
| 話は遡って、1981年。アメリカ空軍は、主力攻撃機だったF-111の後継を求めていました。
| そこで目が付けられたのがF-15。もともとこの機体には、ある程度の対地攻撃能力が備わっていたんです。
| こうしてF-15を徹底的に改造し、次世代の攻撃機とする計画がスタートしました。
| 単なる攻撃機ではなく、対空戦闘能力もふんだんに残したマルチロール機として開発が進められたんです。
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    | なんと。
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         | F-111に関しては、また別講義で。
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| ちょっくら対地攻撃機能を増強したというレベルでは済まず、結果的に機体の60%を再設計。
| そして完成したのが、戦闘攻撃機F-15E「ストライクイーグル」でした。
| 怪物級の空戦能力を誇るF-15に、優れた対地攻撃能力を付け加えたとんでもない機体。
| 空対地ミサイルや各種誘導爆弾、さらには核――様々な対地兵器が運用可能となりました。
| 電子機器も新型のものにリニューアルされ、全天候・夜間も使用可能な戦闘攻撃機は世界初。
| そんなF-15Eの国内配備は、1988年に始まっています。
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_.|000OOO000|_. ・F-15E「ストライクイーグル」
|________|  制空戦闘機F-15を、空戦能力はそのままで戦闘攻撃機に改修した機体。
||| ,__  。 |  結果的に60%の再設計となり、1980年に原型機が完成。
|||。 iii■∧  ゚ |  非常に優れた性能を誇り、現在でも世界最高峰の水準にある。
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    | 60%の再設計って……ほとんど別機じゃないか?
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         | 現代の目で見ると、ステルス性が考慮されていないのは痛いが……
         | それでも兵器搭載量や空戦能力を総合すると、現役最高クラスなのは間違いない。
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| このF-15Eは、1991年に勃発した湾岸戦争でデビュー。
| イラクが配備していたスカッドミサイルの発射施設を狙い、次々と破壊。
| 他の攻撃機が危険で近付けない区域まで踏み込み、攻撃するという鮮烈な活躍を見せています。
| 後のコソボやアフガニスタン、イラク戦争でも対地攻撃に大活躍。
| その優秀性を世界中に見せ付け、鮮烈に印象づけることになりました。
| 現在でもアメリカは200機近くを保有、主力攻撃機として運用しているんです。
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    | 攻撃機になっても、やっぱりとんでもなかったんだな。
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         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | 爆弾の搭載量は、なんとB-29に匹敵する。
         | とんでもないバケモノだ。
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| このF-15Eも、最近は多くの国に輸出されています。
| 1993年から、サウジアラビアが取得を開始。ダウングレード版ながら、72機を調達しています。
| 1994年からは、イスラエルが25機を取得。さらに韓国では40機の調達が決定し、2008年現在でも納入中。
| またシンガポールでは、次世代戦闘攻撃機として12機の調達が予定されていますね。
| まだまだ、他にも購入する国は増えるだろうということが予測されています。
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 / ̄ ̄ ̄ ̄\ ・F-15E「ストライクイーグル」:アメリカ向けの基本型。
_.|000OOO000|_. ・F-15I「ラーム」:イスラエル向けに調整された機体。
|________| ・F-15S:サウジアラビア向けの機体で、ダウングレードされている。
||| ,__  。 | ・F-15K「スラムイーグル」:韓国向けの機体で、F-15Eよりも電子機器は高性能。
|||。 iii■∧  ゚ | ・F-15SG:シンガポール向けの機体で、F-15Eよりも電子機器は高性能。
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    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | 韓国って、F-15なんていらないんじゃないの?
    | 日本に対する意地なんじゃないの?
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | 北朝鮮の存在を考えれば、全然不思議なことでもない。
         \_______________________


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| なお2007年現在、F-15AからF-15D――すなわち戦闘機型の生産は終了しています。
| しかし戦闘攻撃機F-15Eの系統は生産が続いており、採用国も増えています。
| 最近になって、ようやく他国にとっても手の届くような値段にまで下がってきたんですね。
| F-15Eの顧客となる国は、今後も増えていくことが予想されています。
| さらにアメリカ空軍でも、F-15Eの増産プランが持ち上がってきたとか……
| おお、ようやく私の体も再生が終了したようですね。
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|||。 iii■∧  ゚ |  チーン!!
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|||         .|.|□|  √ ̄ (___ノ〜 √ ̄ (___ノ〜
{  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}|   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
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    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | なんてヘボい音だ。
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | トースターみたいだ……
         \__________________


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| ふう……さわやかな気分ですね。
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  ,__
  iii■∧
━ (,, ゚Д゚) ━━━━━━∧∧━━━━ ∧∧
   |  ゞ \∇    Σ (゚Д゚;)   Σ (゚Д゚;)
   |  |\ ヽ、,,   /⊂   ヽ    /⊂  ヽ
 〜|  || ヽo   √ ̄ (___ノ〜 √ ̄ (___ノ〜
   ∪∪ |   |  ||   ━┳┛  ||   ━┳┛
 ̄ ̄ ̄ ̄|   | ====∧==========
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | やっぱり、改造されてるー!!
    \____              ∧
         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         | またモナ研の仕業か……!
         \_______________


                 ┏━━━━┳━┳━┓    ┏━━━━┓
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     Eヨ 幺夂 丘 ロロ  ┃  ┃┏━┫  ┃  ┗┛┏┫ ┃  ┃ ┃
      耳又 小.こ ハ 大  ┃  ┃┗┓┃  ┃  ┏┓┃┃ ┃  ┃ ┃
         (\    ロロ. ┃  ┗━┛┃  ┃  ┃┃┗┫ ┗━┛ ┃
             \\      ┗━━━━┻━┻━┛┗━┻━━━━┛
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( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ |,__
  ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ .iii■∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ̄(//// ̄\ (,, ゚Д゚),, < ごめんなさい、学生諸君。私、こんな体になってしまいました。
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            (/(/ ̄|  |\ ヽ、,,
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